年金・ライフプラン

同棲中にお金で喧嘩!?生活費や家賃の折半 分担方法【カップル編】

同棲中にお金で喧嘩!?生活費や家賃の折半 分担方法【カップル編】

同棲を始めたカップルからよく聞くのが、「お金や生活費の分担方法で喧嘩になってしまった」という悩み。同棲を始める前は食事代や交通費・娯楽の費用くらいしか掛からないのが、カップルが一緒に住み始めると食費や家賃など様々な共通費用が発生しはじめます。同棲を始める前にお金のことや生活費の分担について二人でよく話し合っておかないと、喧嘩に発展したり、「こんなはずじゃなかった」といって同棲を解消してしまうという最悪の事態にもなりかねません。

 

本記事では、ファイナンシャルプランナーで自身も同棲期間を経て結婚している筆者が、同棲カップルのお金や生活費のやりくりについて解説します。

 

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同棲中にお金で喧嘩!?生活費や家賃の折半 分担方法【カップル編】

カップルであってもお金の問題というのは意識をして話をしておかないとなかなか話しづらいわだいではあります。しかし、カップルのどちらかが我慢をしている場合に、最初のうちは問題が生じなくても、徐々にどちらかにストレスが溜まっていき、それが原因で喧嘩や不仲になってしまうことも考えられます。

 

生活費をはじめとするお金がらみの喧嘩は、同棲を始める前や同棲初期の段階で二人で話し合って生活費をどのように負担するかお互いが不満のない形で決めておくことで防ぐことができます。カップルがお互いが望んで始めたはずの同棲なので、お金や生活費のことで喧嘩にならないようにして二人の関係を深めていってほしいと思います。

 

さて、それではカップルが同棲をする際の生活費の負担方法にはどのようなものがあるでしょうか。

 

①同棲中の生活費・費用を彼氏(又は彼女)の一方が全額負担する方法【お金の喧嘩になりやすい】

家賃、電気ガス水道料などの公共料金、食費などすべて彼氏又は彼女の片方が出す方法で、お互いの収入に大きな差があるカップルに多いケースです。しかし、全額を出している方に不満が貯まりやすく、「お金を出してあげているんだから○○をやってほしい」という気持ちになってしまいやすいです。また、お金を出してもらっている方としても、相手に申し訳ない気持ちがでてしまいやすいので、二人の関係を考えるとどちらかが生活費のすべてを負担するというやり方はあまりお勧めできません。

 

②同棲中の生活費・費用を支出項目ごと分担する方法【ベストなお金の分担方法ではない】

②同棲中の生活費・費用を支出項目ごと分担する方法【ベストなお金の分担方法ではない】

2つ目のやり方は、家賃は彼氏が支払い、食費は彼女が支払う、などのように支出項目ごとにどちらかが負担をするやり方です。

 

この方法のメリットとしては、支出項目をうまく分けることでお互い平等に近い負担割合を作ることができる点や、支出項目ごとの支払い手続きが簡単なことがあげられます。(例えば、家賃を折半する場合、毎回割り勘するのは大変ですよね。)

 

<支出項目ごと分担する方法の例>

・家賃 → 彼氏が出す

・食費 → 彼女が出す

・娯楽費 → 彼氏が出す

 

しかし、このやり方では相手が負担してくれる支出項目について注意が払われにくくなってしまうというデメリットがあります。例えば、彼女が電気代を負担してくれていたとすると、彼氏のほうは電気代を節約しようという意識があまりなくなってしまいます。また、このケースです彼氏が電気をこまめに消してくれないことに対して彼女が腹を立てるという事態は容易に想像できます。

 

多くの同棲カップルの間でこのやり方がとられてはいるのですが、やはりこのやり方もお互いの関係を考えるうえで必ずしも良いやり方ではありません。

 

③同棲中の生活費・費用はすべて折半する方法【おすすめのお金の分担方法】

3つ目のやり方は、家賃や電気ガス水道料など、二人に共通して掛かるお金をすべて折半するやり方です。

 

<すべて折半する方法>

・二人に共通して掛かるお金 → すべて折半する

・個人的なお金 → それぞれで支払う

 

このやり方はお互いに最も不満が出にくいおすすめのやりくりの仕方です。生活費を折半でやりくりする場合には、毎回割り勘をするのは面倒なので、二人の銀行口座とその銀行口座から引き落とされるクレジットカードを作ります。(実際には、共有名義の銀行口座というのは作れないのでどちらかの名義で銀行口座を作ります。)二人に共通して掛かる生活費は、そのクレジットカードを利用して支払うか、共有の銀行口座から引き落としされるように設定をすれば、いろいろな支払いについて簡単に折半で支払いをすることができます。

同棲中の喧嘩を防ぐお金と生活費の管理方法

この方法の良いところは、共通の支出についてお互いが負担をしているので、二人で協力しながら節約に取り組めるところです。例えば、どちらかが水道代の節約をしようと思ったときに、相手も水道代を負担しているのですから、節約には快く協力してくれるでしょう。

 

また、この方法では基本的には折半と言ってもお互いのお金の負担割合を簡単に調整できるのもメリットの一つです。彼氏と彼女に収入の格差があったり、家事の負担割合に差があるような場合は、共有の銀行口座に入れるお金を6:4にしてみたり、7:3にしてみたりすることで、二人にとってちょうどよい負担割合にすることができます。

 

しばらく二人で生活を続けるころにはクレジットカードのポイントも貯まってきますので、それを二人で使うのも楽しいですね。

 

同棲中に共通クレジットカードとして作るのにお勧めのカードを別記事で紹介しています。p-one wizカードとREX CARDはいずれもポイント還元率が高く、貯まったポイントをクレジットカードの支払いに充当できるので非常に使い勝手がよく、私も愛用しているカードです。

 

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カップルが同棲するメリット【一緒にいる時間が増えてお金も節約】

これから同棲を考えているカップルにとっては新しい二人一緒の生活に期待や不安も大きいのではないでしょうか。

 

別々に住んでいたカップルが一緒に暮らし始める同棲にはどんなメリットデメリットがあるのでしょうか。まずはメリットについてあげてみたいと思います。

 

好きな人と一緒にいられる時間が増える

同棲の大きなメリットは好きな人と一緒にいられる時間が増えることで、これは同棲をする一番大きな理由になるのではないでしょうか。

 

一人暮らしだった人が同棲をすると、家に帰っても一人ではない、という安心感が感じられるようになると思います。また、病気やケガをしたときにも支えあえるのも同棲の良いところです。

 

お金や生活費の節約、家事負担の軽減ができる

同棲をするといろいろなものをカップルで共有することができるので、お金の節約をすることができます。

 

カップルでお互いがそれぞれ1Kの部屋を借りるより、二人で1LDKを借りた方が安く済んだり、より広い部屋に住んだりすることができます。もちろん、どちらかの1Kの部屋に一緒に住んだらさらに安くなります。

 

また、家事の面でも、お互いが別々に住んで家事をこなしている状態より、一緒に住んで二人分の家事をこなす方が手間は少なくなります。食事を1回作る手間と2回作る手間の差よりも、食事を一人分作る手間と二人分作る手間の差は少ないはずです。それに食事は一人で食べるより誰かと食べた方がおいしいですよね。

 

結婚生活のシミュレーションができる

これから結婚を考えているカップルにとっては同棲は、結婚生活のシミュレーションにもなります。別々に住んでいたころは相手の癖や習慣など知らないことが多くあったり、自分でも見せたくない面を隠すことができますが、良くも悪くも同棲をすると相手のすべてを見ることになります。

 

結婚をしてこれから一生一緒に暮らしていく前に、相手と暮らしていくことに無理がないかや、生活スタイルのすり合わせができる相手かを確認できるのは大きなメリットですね。

 

カップルが同棲するデメリット【喧嘩や別れた時が大変】

相手の嫌な面も見ることになる

同棲をすると一緒に住む前には見えなかった面が見えてきて、そうした面も含めて相手のことを知ることになります。

 

お互いにすり合わせができればいいですが、それが価値観・性格の不一致としてお互いの不満として出てきてしまうことがあります。

 

婚期を逃す

同棲をすると結婚生活とはほとんど変わらない日常になります。同棲でも好きな人と一緒にいられる時間が増えたり、家賃の節約や家事の手間の削減ができたり、結婚生活と同様のメリットが得られてしまいます。

 

そうすると同棲状態から結婚へ、積極的に動こうとする動機が薄れてしまったり、結婚しようというきっかけがなくなってしまいがちです。早く結婚をしたい場合には、同棲生活が長くなりすぎないように期限を決めた同棲生活にするなど工夫が必要になります。

 

喧嘩をしたり別れた時が大変

同棲中に喧嘩をした場合、一緒に住んでいるわけですから逃げ場はありません。お互いに部屋を持っていればまだいいですが、二人でワンルームに住んでいるときは嫌でも顔を合わせなければいけないのでつらいでしょう。

 

また、同棲で別れた場合には、基本的にはどちらかが家を出ることになりますね。恋人を失うだけでもつらいですが、さらに家も失うダメージは大きいと思います。しかも、その状態で家を探さなければならないのですから、精神面や金銭面でもつらいでしょう。

 

結婚に比べて同棲は気軽にできますが、そうはいってもうまくいかず別れるときは大変です。結婚の場合も、「結婚より離婚の方が大変」とよく言います。

 

同棲生活におすすめの家電【食洗器、ドラム式洗濯機】

同棲生活では、二人が一緒に生活をはじめるわけですから日々の家事を分担して行わなければなりません。

 

これまでお互いが一人暮らしをしていたのであれば、二人で住むことで確実に家事の負担を減らすことができるはずですが(食事は、1人分作るのも2人分作るのも手間は大して変わりませんね。人数が2倍になっても、家事の負担は2倍にはならず、せいぜい1.5倍といったところでしょう)、どういうわけか一緒に住み始めることで、家事の分担や相手が行った家事に不満を感じるカップルはとても多いようです。

 

彼氏が家事をやってくれない、洗濯物をほしてくれたはいいけどシワを全然伸ばしてくれていない、といった不満はよく耳にします。

 

せっかく好きなもの同士が一緒に住もうと決めたのですから、家事ぐらいのことで喧嘩をするのはもったいないので、多少お金をかけて解決する問題はお金で解決しましょう。私が同棲に当たって導入した家電で、家事分担トラブルを解消するのにおすすめの家電をいくつかご紹介します。

 

食器洗い乾燥機

食器洗い乾燥機は、同棲をしていない一人暮らしの方にも是非お勧めしたい家電で、食後の片づけが本当に楽になります。彼氏が片づけをしてくれない、彼氏の食器の洗い方が汚い、という愚痴を言って険悪になるくらいなら、彼氏に食器洗い乾燥機を買ってもらいましょう。

 

まとめ 同棲中にお金で喧嘩!?生活費や家賃の折半 分担方法【カップル編】

同棲をする際の生活費の負担方法はカップルの数だけあると言えますが、私自身の経験からも二人で折半をするのが、二人の関係にとってもっともよいと実感しています。しかし、方法論よりももっとも大切なのは二人できちんとなんでも話し合って試行錯誤することではないでしょうか。お金についてのことはなかなか話しづらいことではありますが、ぜひ二人で話し合って楽しい同棲生活を作っていっていただければと思います。

 

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