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三菱商事の株価推移と株主優待・配当利回りまとめ |今後の予想見通しと買い時

三菱商事の株価推移と株主優待・配当利回りまとめ |今後の予想見通しと買い時

本記事では株式投資の銘柄選びをされる個人投資家向けに、三菱商事の株価推移、株主優待、配当金利回り、などの分析情報を、フィナンシャルプランナー(FP)の最上位資格であるCFPを持つ筆者がまとめています。

当ブログでは株式の長期保有により短期的な価格変動のリスクを回避しつつ、株主優待や配当金で長期安定的なリターンを得る投資戦略を推奨しています。長期投資でリターンを得るためにはその企業の事業内容や将来性を良く調べて、購入後も株主優待や配当の継続が期待できる銘柄を狙いましょう。

三菱商事の株価推移と株主優待・配当利回りまとめ |今後の予想見通しと買い時

まずは三菱商事の株価の推移と、株を購入した場合の利益の目安となる株価収益率を見てみましょう。

株価については、単純な年度末の終値と、長期投資の際に参考になる配当込の終値をグラフ化しています。

また、株価収益率は当初の株価を基準として、各年度に【配当+株価上昇】でどれだけの収益が得られるかを率にしたものです。

 

<三菱商事の株式買付情報>

上場市場東証第一部
証券コード8058
株価2,945
単元株数100
最低買付価格294,500

2019年12月13日時点

 

三菱商事の株式の購入情報は上記の通りです。購入は100株単位になりますので、三菱商事の株式の購入には現時点で約29万円が必要です。

 

三菱商事のPERとPBRの推移【株価の割安・割高のめやす】

三菱商事の株価が割安か割高かの判定に役立つ、PERとPBRの推移をグラフにまとめました。

 

PERとは株価収益率(Price Earnings Ratio)のことをいい、株価が一株当たり利益の何倍になっているかを表しています。例えば、一株当たり利益が100円の会社の株価が1000円であればPERは1000円÷100円=10倍となります。

また、PBRとは株価純資産倍率(Price Book-value  Ratio)のことをいい、株価が一株当たり純資産額の何倍になっているかを表しています。例えば、一株当たり純資産額が1000円の会社の株価が1000円であればPBRは1000円÷1000円=1倍となります。

このPERやPBRをいろいろな銘柄と比較することで、その銘柄の株価が割安か割高か判断することができます。

 

<三菱商事の株価の割安・割高の目安>

株価2,945
一株当たり利益372※19年3月期
一株当たり純資産3,589※19年3月期
PER7.9
PBR0.8

2019年12月13日時点

 

<三菱商事のPERの比較>

大型株平均(加重平均)14.319年10月末時点
卸売業 業界平均9.419年10月末時点
三菱商事7.9

 

 

今後の株価の見通しを判断したり、割安な銘柄を見つけるためには、日々の経済動向に関心を持つことや個別銘柄についての情報収集が大切です。

株の勉強や情報収集に使うツールは有料のものが多いですが、無料で利用できるものもあります。特にファイナンシャルアカデミーの株式投資セミナーは無料の割に情報が充実していて、WEB受講は1000円ですが、会場受講は無料なので、一度足を運んでみると勉強になると思います。

【無料で学べる株式投資セミナー】業界大手ファイナンシャルアカデミー

 

【無料でメールで届く注目銘柄情報】勝ち株ナビ

 

【無料で使える株式情報サイト】ゴールドリサーチ

 

配当金利回りの推移【権利確定日はいつ?】

三菱商事の配当金利回りは以下のようになっています。

 

<三菱商事の一株当たりの配当金>

2015/3期2016/3期2017/3期2018/3期2019/3期
中間配当40.0025.0030.0047.0062.00
期末配当30.0025.0050.0063.0063.00
合計70.0050.0080.00110.00125.00
配当利回り2.4%1.7%2.7%3.7%4.2%
一株当たり利益178.21-98.0280.63229.64249.70
配当性向39.3%-51.0%99.2%47.9%50.1%

2019年12月13日時点

 

<配当金の権利確定日>

中間配当 ・・・ 9月末日

期末配当 ・・・ 3月末日

 

三菱商事の配当金を受け取るためには、9月末、3月末時点でそれぞれ株主である必要がありますので、その2営業日前までに株式の購入を済ませましょう。

 

三菱商事の株主優待は何が貰える?

三菱商事では2019年時点で株主優待は行っていません。今後の情報に期待しましょう。

 

三菱商事の決算情報【株価と配当金は業績次第】

株式投資では今後の株価や、配当金額の見通しの検討材料として決算情報を見ることが重要になります。安定した利益を出している企業は株価が上がりやすく、配当金を出す余力も多く持っています。

また、自己資本比率が高い企業は不況になっても倒産リスクが低いのでせっかく購入した株が、倒産により紙切れになってしまうリスクも低いです。

 

直近3事業年度の業績

三菱商事の直近3事業年度の業績は以下の通りです。

決算期2017年3月期2018年3月期2019年3月期
会計基準IFRSIFRSIFRS
売上高6,425,7617,567,39416,103,763
営業利益401,138474,389584,728
営業利益率6.2%6.3%3.6%
経常利益601,440812,722851,813
経常利益率9.4%10.7%5.3%
当期利益440,293560,173590,737
利益率6.9%7.4%3.7%
自己資本比率31.2%33.3%34.5%

単位:百万円

三菱商事 有価証券報告書(2019年3月決算)を元に筆者作成

 

会社の業績の見方についてはこちらの記事で解説しています。決算情報の閲覧に不慣れな方がいらっしゃいましたらご参考にしてください。

利益の種類まとめ |営業利益、経常利益、税引前利益の違い【図解】
会社に関わる5種類の利益のまとめ。5種類の利益(売上総利益、営業利益、経常利益、税引前利益、当期純利益)の違いを簡単に、かつ、わかりやすく解説。営業利益と経常利益の違いが分かると、経済ニュースに対する理解が深まり、ビジネス力もアップ!

 

地域別売上の状況(海外売上比率)

投資先となる銘柄の将来性を判断する場合には、海外売上比率を見ることが一つの手段となります。日本は今後も少子高齢化が進むことは確実ですので、海外市場を開拓している企業は確実に有利になります。

 

<三菱商事の海外売上比率>

決算期2019年3月期
日本8,764,183百万円
米国1,854,787百万円
シンガポール2,117,305百万円
その他3,367,488百万円
16,103,763百万円
国内売上比率54.4%
海外売上比率45.6%

単位:百万円

三菱商事有価証券報告書(2019年3月決算)を元に筆者作成

 

セグメント情報(事業ごとの概況)

セグメントとは企業が行っている事業の区分のことを言います。投資をする会社の事業を理解するためには、セグメントごとにどのような事業を行っているかを見ることが参考になります。

 

三菱商事では以下の7つのセグメントで事業を展開しています。

・地球環境・インフラ事業

・新産業金融事業

・エネルギー事業

・金属

・機械

・化学品

・生活産業

 

<三菱商事の売上高構成比>

三菱商事の売上高構成比

 

それでは各セグメントの事業内容、業績について見ていきましょう。

 

地球環境・インフラ事業の事業内容と業績

<事業内容>

電力、水、交通その他産業基盤となる環境、インフラ分野における事業

 

<主要会社>

MCリテールエナジー、三菱商事マシナリ、三菱商事パワー、三菱商事パワーシステムズ、DGA HO PING、DGA ILIJAN、DIAMOND GENERATING ASIA、DIAMOND GENERATING CORPORATION、DIAMOND GENERATIN EUROPA、DIAMOND TRANSMISSION CORPORAION

 

<業績情報>

決算期2018年3月期2019年3月期
収益(百万円)85,699144,152
売上総利益(百万円)38,14043,679
売上総利益率44.5%30.3%
従業員数(人)1,7161,715
売上高構成比1.1%0.9%
従業員数構成比2.1%
一人当たり売上高(百万円)49.984.1
一人当たり売上総利益(百万円)22.225.5

 

新産業金融事業の事業内容と業績

<事業内容>

企業投資、リース、不動産・都市開発、物流などの分野に関する投資・運用

 

<主要会社>

ダイヤ温度・リアルティ・マネジメント、丸の内インフラストラクチャー、MCアビエーション・パートナーズ、三菱商事・ユービーエス・リアルティ、三菱商事アセットマネジメント、三菱商事ロジスティクス、三菱商事都市開発、タンゲラン都市開発

 

<業績情報>

決算期2018年3月期2019年3月期
収益(百万円)101,36994,399
売上総利益(百万円)49,94943,771
売上総利益率49.3%46.4%
従業員数(人)1,4821,417
売上高構成比1.3%0.6%
従業員数構成比1.8%
一人当たり売上高(百万円)59.155.0
一人当たり売上総利益(百万円)29.125.5

 

エネルギー事業の事業内容と業績

<事業内容>

天然ガス・石油の生産・開発事業、液化天然ガス(LNG)事業、原油・石油製品・炭素製品・LPG等の販売取引、新規エネルギー事業の企画開発

 

<主要会社>

アンゴラ石油、三菱商事エネルギー、三菱商事石油開発

 

<業績情報>

決算期2018年3月期2019年3月期
収益(百万円)1,239,4193,837,088
売上総利益(百万円)55,71183,437
売上総利益率4.5%2.2%
従業員数(人)1,7741,659
売上高構成比16.4%23.8%
従業員数構成比2.1%
一人当たり売上高(百万円)722.32,237.4
一人当たり売上総利益(百万円)32.548.7

 

金属の事業内容と業績

<事業内容>

薄板・厚板などの鉄鋼製品、石炭・鉄鉱石などの鉄鋼材料、銅・アルミなどの非鉄金属の分野に関するトレーディング、開発、投資等

 

<主要会社>

五十鈴、ジエコ、エムオーテック、メタルワン、メタルワン西日本、メタルワン鋼管、メタルワン特殊鋼、三菱商事RtMジャパン、玉造

 

<業績情報>

決算期2018年3月期2019年3月期
収益(百万円)1,021,7073,926,407
売上総利益(百万円)452,804501,971
売上総利益率44.3%12.8%
従業員数(人)11,47411,719
売上高構成比13.5%24.4%
従業員数構成比14.6%
一人当たり売上高(百万円)595.42,289.5
一人当たり売上総利益(百万円)263.9292.7

 

機械の事業内容と業績

<事業内容>

工作機械、農業機械、建設機械、鉱山機械、エレベーター、エスカレーター、船舶、宇宙航空関連機器、自動車等の分野における販売、金融、物流、投資等

 

<主要会社>

三菱商事テクノス、エム・エス・ケー農業機械、レンタルのニッケン

 

<業績情報>

決算期2018年3月期2019年3月期
収益(百万円)876,4521,099,930
売上総利益(百万円)195,593214,322
売上総利益率22.3%19.5%
従業員数(人)10,18010,753
売上高構成比11.6%6.8%
従業員数構成比13.4%
一人当たり売上高(百万円)510.8641.4
一人当たり売上総利益(百万円)114.0125.0

 

化学品の事業内容と業績

<事業内容>

原油、天然ガス、鉱物、植物、海洋資源などより生産されるエチレン、メタノール、塩といった基礎原料やプラスチック、電子材料、食品素材、肥料、医役員などの川下・川中製品等の幅広い化学品の分野における販売取引、事業開発、投資等

 

<主要会社>

中央化学、中央化成、エムシー・ファーティコム、三菱商事ケミカル、三菱商事プラスチック、三菱商事ライフサイエンス

 

<業績情報>

決算期2018年3月期2019年3月期
収益(百万円)1,359,6202,032,651
売上総利益(百万円)116,154119,146
売上総利益率8.5%5.9%
従業員数(人)6,8696,807
売上高構成比18.0%12.6%
従業員数構成比8.5%
一人当たり売上高(百万円)792.31,185.2
一人当たり売上総利益(百万円)67.769.5

 

生活産業の事業内容と業績

<事業内容>

食料、衣料、日用品、ヘルスケアなどの分野で、消費の調達から流通・小売り等の幅広い領域において、商品・サービスの提供、事業開発等

 

<主要会社>

大日本明治製糖、フォードリンク、ジャパンファームホールディングス、エム・シー・ヘルスケア、三菱食品、ローソン、成城石井、東洋冷蔵

 

<業績情報>

決算期2018年3月期2019年3月期
収益(百万円)2,876,3924,957,116
売上総利益(百万円)971,796974,505
売上総利益率33.8%19.7%
従業員数(人)40,51242,584
売上高構成比38.0%30.8%
従業員数構成比53.2%
一人当たり売上高(百万円)1,676.22,890.4
一人当たり売上総利益(百万円)566.3568.2

 

三菱商事の格付けの状況

格付けとは格付け会社と呼ばれる会社その会社の信用力を評価してランク付けをしたもののことを言います。信用力とはその会社が債券を発行してお金を借りた場合に、そのお金をきちんと返せるかどうかのことを言います。つまり、格付けが高い会社は財務内容が良好で経営状態が安定していると見ることができます。

国内の代表的な格付け機関である格付投資情報センター(R&I)の発行体格付けで三菱商事の格付けを見てみましょう。

 

<企業ごとの発行体格付け>

AAA
AA三菱商事、富士フイルム、三井物産、ホンダ、信越化学工業、キヤノン、三菱電機、KDDI、東日本旅客鉄道、日立製作所、旭化成、味の素、アステラス製薬
Aソニー、日産自動車、パナソニック、オリックス、日本航空、イオン、野村證券、いすゞ自動車
BBBアコム、商船三井、古川電気工業、沖電気工業
BBシャープ、アイフル、日本板硝子
B
CCC
CC
D

※2019年12月時点

 

<参考:格付け定義>

AAA信用力は最も高く、多くの優れた要素がある。
AA信用力は極めて高く、優れた要素がある。
A信用力は高く、部分的に優れた要素がある。
BBB信用力は十分であるが、将来環境が大きく変化する場合、注意すべき要素がある。
BB信用力は当面問題ないが、将来環境が変化する場合、十分注意すべき要素がある。
B信用力に問題があり、絶えず注意すべき要素がある。
CCC信用力に重大な問題があり、金融債務が不履行に陥る懸念が強い。
CC発行体のすべての金融債務が不履行に陥る懸念が強い。
D発行体のすべての金融債務が不履行に陥っているとR&Iが判断する格付。

 

三菱商事の歴史と沿革、ニュース

1918年 三菱合資会社の営業部門が分離して(旧)三菱商事株式会社が発足

1947年 連合国最高司令官により解散の指令を受け清算

1950年 光和実業株式会社の商号で設立

1952年 商号を三菱商事株式会社に変更

1954年 東京証券取引所に上場

2017年 ローソンを子会社化

 

まとめ 三菱商事の株価推移と株主優待・配当利回り【今後の予想見通しと買い時】

ここまで三菱商事の株主優待、配当利回り、株価について書いてきました。株式投資で長期保有の銘柄を選ぶ際には、企業研究をしっかり行い割安かつ成長の見込める銘柄を選定しましょう。

 

最後までご覧いただき、ありがとうございました。他の記事でも有益情報を発信していますので、ぜひ覗いてみてください。

 

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