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日産自動車の株主優待、配当利回りまとめ |株価はどこまで下がる?

日産自動車の株主優待、配当利回りまとめ |株価はどこまで下がる?

本記事では株式投資の銘柄選びをされる個人投資家向けに、日産自動車の株価推移、株主優待、配当利回り、今後の予想見通しなどの分析情報を、フィナンシャルプランナー(FP)の最上位資格であるCFPを持つ筆者がまとめています。

当ブログでは株式の長期保有により短期的な価格変動のリスクを回避しつつ、株主優待や配当金で長期安定的なリターンを得る投資戦略を推奨しています。長期投資でリターンを得るためにはその企業の事業内容や将来性を良く調べて、購入後も株主優待や配当の継続が期待できる銘柄を狙いましょう。

 

日産自動車の株主優待、配当利回りまとめ【株価はどこまで下がる?】

まずは日産自動車の株価の推移と、株を購入した場合の利益の目安となる株主総利回りを見てみましょう。

株価については、単純な年度末の終値と、長期投資の際に参考になる配当込の終値をグラフ化しています。

また、株主総利回りは当初の株価を基準として、各年度に【配当+株価上昇】でどれだけの収益が得られるかを率にしたものです。

 

<日産自動車の株価推移(配当込)と株主総利回り>

日産自動車の株価推移(配当込)と株主総利回り

 

日産自動車の直近の株価と買付情報は以下の通りです。購入は100株単位になりますので、日産自動車の株式の購入には現時点で約4万円が必要です。

 

<日産自動車の直近の株価と買付情報>

上場市場東証第一部
証券コード7974
業種輸送用機器
株価380
単元株数100
最低買付価格38,040

2020年3月26日時点

 

日産自動車のPERとPBRの推移【株価の割安・割高のめやす】

日産自動車の株価が割安か割高かの判定に役立つ、PERとPBRの推移をグラフにまとめました。

 

<日産自動車のPER・PBRの推移>

日産自動車のPER・PBRの推移

 

PERとは株価収益率(Price Earnings Ratio)のことをいい、株価が一株当たり利益の何倍になっているかを表しています。例えば、一株当たり利益が100円の会社の株価が1000円であればPERは1000円÷100円=10倍となります。

また、PBRとは株価純資産倍率(Price Book-value  Ratio)のことをいい、株価が一株当たり純資産額の何倍になっているかを表しています。例えば、一株当たり純資産額が1000円の会社の株価が1000円であればPBRは1000円÷1000円=1倍となります。

このPERやPBRをいろいろな銘柄と比較することで、その銘柄の株価が割安か割高か判断することができます。

 

<日産自動車の株価の割安・割高の目安(直近)>

株価380
一株当たり利益82※19年3月期
一株当たり純資産1,355※19年3月期
PER4.7
PBR0.3

2020年3月26日時点

 

<日産自動車のPER、PBRの比較>

PERPBR
大型株平均(加重平均)13.31.120年2月末時点
輸送用機器 業界平均11.20.920年2月末時点
日産自動車4.70.3

 

 

今後の株価の見通しを判断したり、割安な銘柄を見つけるためには、日々の経済動向に関心を持つことや個別銘柄についての情報収集が大切です。

株の勉強や情報収集に使うツールは有料のものが多いですが、無料で利用できるものもあります。特にファイナンシャルアカデミーの株式投資セミナーは無料の割に情報が充実していて、WEB受講は1000円ですが、会場受講は無料なので、一度足を運んでみると勉強になると思います。

【無料で学べる株式投資セミナー】業界大手ファイナンシャルアカデミー

 

【無料でメールで届く注目銘柄情報】勝ち株ナビ

 

【無料で使える株式情報サイト】ゴールドリサーチ

 

配当金の権利確定日と配当利回り推移【いつ、いくら貰える?】

日産自動車の配当金と配当利回りの推移は以下のようになっています。

 

<日産自動車の一株当たりの配当金と配当利回り>

2015/3期2016/3期2017/3期2018/3期2019/3期
中間配当16.5021.0024.0026.5028.50
期末配当16.5021.0024.0026.5028.50
配当金 合計33.0042.0048.0053.0057.00
配当利回り8.7%11.0%12.6%13.9%15.0%

日産自動車 有価証券報告書(2019年3月決算)を元に筆者作成 ※2020年3月26日時点

 

<配当金の権利確定日>

中間配当 ・・・ 9月末日

期末配当 ・・・ 3月末日

 

日産自動車の配当金を受け取るためには、9月末、3月末時点でそれぞれ株主である必要がありますので、その2営業日前までに株式の購入を済ませましょう。

 

日産自動車の配当性向の推移【利益を配当金にまわす割合】

日産自動車の配当性向の推移は以下の通りです。

 

<日産自動車の配当性向の推移>

2015/3期2016/3期2017/3期2018/3期2019/3期
一株配当金33.0042.0048.0053.0057.00
一株利益(単体)109.4855.92136.8030.7940.21
配当性向(単体)30.1%75.1%35.1%172.1%141.8%
一株利益(連結)109.15125.00165.94190.9681.59
配当性向(連結)30.2%33.6%28.9%27.8%69.9%

日産自動車 有価証券報告書(2019年3月決算)を元に筆者作成

 

配当性向とは、企業がその年に稼いだ利益(当期純利益)のうち、どれだけの割合を配当金として株主に支払ったかをパーセンテージで表した指標です。配当性向は以下の計算式で算出できます。

 

【配当性向の計算式】

配当性向 = 1株当たり配当金 / 一株当たり当期純利益 × 100

 

例えば、ある年の一株当たり当期純利益が100円だった企業が、一株当たり20円の配当金を株主に支払った場合には、配当性向は20%になります。

 

配当性向は高い企業ほどたくさん配当金が貰えるので一見すると優良な企業に思えるかもしれませんが必ずしもそうではありません。配当金として株主にお金を払うと、 ”企業の財産が減る”→”株価が下がる” という流れが起きるので、実際には配当性向が高いか低いかは企業の良し悪しとあまり関係ありません。しかし、配当を多く支払う企業の株は、個人投資家を中心に人気があるため、買われやすいという一面もあります。

 

日産自動車の株主優待の内容と確定日【いつ、何が貰える?】

日産自動車では2019年時点で以下の株主優待を実施しています。

 

<権利確定日>

3月末、9月末時点の株主

 

<保有株数>

100株以上

 

<株主優待の内容>

株油脂優待の対象となる株主の紹介で日産自動車の新車を購入すると、株主と新車の購入者にそれぞれ以下のものが贈呈される。

・株主に5000円分のギフトカード

・新車の購入者に5000円相当のカタログギフト

 

<日産自動車HP・株主優待制度>

日産|株主様紹介特典制度について
株主様紹介特典制度についてのご案内ページです。本制度の詳細を掲載しております。

 

日産自動車の会社概要【長期保有を考えるなら会社を分析】

日産自動車への投資を検討する場合には、会社の事業内容や業績等を理解しておくと今後の見通しを考える上で役に立ちます。

日産自動車は1933年に設立された日本を代表する自動車メーカーの1社です。2020年にはカルロスゴーン元CEOの国外逃亡でも話題になりました。

 

<日産自動車の会社概要>

会社名:日産自動車株式会社

英語表記:NISSAN MOTOR CO., LTD

設立:1937年

本社所在地:横浜市西区高島1−1−1

業種:輸送用機器

事業内容:四輪自動車の製造販売

グループ売上高:11,574,247百万円(2019年3月期)

グループ従業員数: 138,893人(2019年3月期)

株式上場:東証第一部(1951年上場)

会社HP:

日産自動車ホームページ
日産自動車株式会社 オフィシャルWEBサイト「羅針盤」

 

日産自動車の決算情報【株価推移と配当金は業績次第】

株式投資では今後の株価や、配当金額の見通しの検討材料として決算情報を見ることが重要になります。安定した利益を出している企業は株価が上がりやすく、配当金を出す余力も多く持っています。

また、自己資本比率が高い企業は不況になっても倒産リスクが低いのでせっかく購入した株が、倒産により紙切れになってしまうリスクも低いです。

 

直近3事業年度の業績

日産自動車の直近3事業年度の業績は以下の通りです。

決算期17年3月期18年3月期19年3月期
会計基準日本方式日本方式日本方式
売上高(百万円)11,720,04111,951,16911,574,247
営業利益(百万円)742,228574,760318,224
営業利益率6.3%4.8%2.7%
経常利益(百万円)864,733750,302546,498
経常利益率7.4%6.3%4.7%
当期利益(百万円)663,499746,892319,138
利益率5.7%6.2%2.8%
総資産18,421,00818,746,90118,952,345
自己資本4,861,8475,384,7375,302,675
自己資本比率26.4%28.7%28.0%

日産自動車 有価証券報告書(20193月期決算)を元に筆者作成

 

会社の業績の見方についてはこちらの記事で解説しています。決算情報の閲覧に不慣れな方がいらっしゃいましたらご参考にしてください。

利益の種類まとめ |営業利益、経常利益、税引前利益の違い【図解】
会社に関わる5種類の利益のまとめ。5種類の利益(売上総利益、営業利益、経常利益、税引前利益、当期純利益)の違いを簡単に、かつ、わかりやすく解説。営業利益と経常利益の違いが分かると、経済ニュースに対する理解が深まり、ビジネス力もアップ!

 

日産自動車の売上高と営業利益の推移

日産自動車の売上高と営業利益は以下のように推移しています。

 

<日産自動車の売上高と営業利益の推移>

日産自動車の売上高と営業利益の推移

単位:百万円

 

日産自動車は売上高は近年同水準を維持していますが、営業利益は年々下落傾向にあります。

 

地域別売上の状況(海外売上比率)

投資先となる銘柄の将来性を判断する場合には、海外売上比率を見ることが一つの手段となります。日本は今後も少子高齢化が進むことは確実ですので、海外市場を開拓している企業は確実に有利になります。

 

<日産自動車の地域別売上高構成比>

日産自動車の地域別売上高構成比

 

<日産自動車の海外売上比率と地域別売上高>

決算期18年3月期19年3月期
日本1,841,2681,904,712
米国4,726,7834,533,029
その他北米1,113,085959,113
欧州1,845,2921,657,339
アジア1,279,4391,318,704
その他海外1,145,3021,201,350
11,951,16911,574,247
国内売上比率15.4%16.5%
海外売上比率84.6%83.5%

単位:百万円

日産自動車 有価証券報告書(20193月期決算)を元に筆者作成

 

セグメント情報【株価、配当金の見通しのヒント】

セグメントとは企業が行っている事業の区分のことを言います。投資をする会社の事業を理解するためには、セグメントごとにどのような事業を行っているかを見ることが参考になります。

 

日産自動車では以下の2つのセグメントで事業を展開しています。

・自動車事業

・販売金融事業

 

<日産自動車のセグメント別売上高と利益>

日産自動車のセグメント別売上高と利益

 

それではここからは、各セグメントごとの事業内容、業績について見ていきましょう。

 

自動車事業の売上、業績と事業内容

<主要製品・サービス>

自動車及び部品の製造販売

 

<主要製品ブランド>

電気自動車「ノート」

コンパクトカー「ノート」「キューブ」「マーチ」

軽自動車「ルークス」「デイズ」

セダン「シーマ」「フーガ」「スカイライン」「ティアナ」

ミニバン「セレナ」「エルグランド」

スポーツカー「フェアレディZ」「GT-R」

SUV「エクストレイル」「ジューク」 他

 

<主要会社>

日産車体、日産自動車九州、愛知機械工業、ジヤトコ、日産工機、日産トレーディング、日産フィナンシャルサービス、オーテックジャパン、日産ネットワークホールディングス、日産ファイナンス、神奈川日産自動車、日産自動車御販売、日産部品中央販売、日産カーレンタルソリューション

 

<業績情報>

決算期18年3月期19年3月期
売上高10,851,95510,426,158
セグメント利益335,57465,997
売上総利益率3.1%0.6%
従業員数(人)135,139142,699
売上高構成比90.8%90.1%
従業員数構成比97.3%102.7%
一人当たり売上高80.373.1
一人当たり営業利益2.50.5

単位:百万円

 

<競合会社>

トヨタ自動車、本多技研工業 他

 

販売金融事業の売上、業績と事業内容

<主要製品・サービス>

自動車事業の販売活動を支援するための販売金融及びリース事業

 

<業績情報>

決算期18年3月期19年3月期
売上高1,099,2141,148,089
セグメント利益215,338227,993
売上総利益率19.6%19.9%
従業員数(人)3,7713,806
売上高構成比9.2%9.9%
従業員数構成比2.7%2.7%
一人当たり売上高291.5301.7
一人当たり営業利益57.159.9

単位:百万円

 

日産自動車の格付けの状況【株価と配当金見通しのヒント】

格付けとは格付け会社と呼ばれる会社その会社の信用力を評価してランク付けをしたもののことを言います。信用力とはその会社が債券を発行してお金を借りた場合に、そのお金をきちんと返せるかどうかのことを言います。つまり、格付けが高い会社は財務内容が良好で経営状態が安定していると見ることができます。

国内の代表的な格付け機関である格付投資情報センター(R&I)の発行体格付けで日産自動車の格付けを見てみましょう。

 

<企業ごとの発行体格付け>

AAA
AA富士フイルム、三井物産、ホンダ、信越化学工業、キヤノン、三菱電機、KDDI、東日本旅客鉄道、日立製作所、旭化成、味の素、アステラス製薬
A日産自動車、パナソニック、オリックス、日本航空、イオン、野村證券、いすゞ自動車
BBBアコム、商船三井、古川電気工業、沖電気工業
BBシャープ、アイフル、日本板硝子
B
CCC
CC
D

201912月時点

 

<参考:格付け定義>

AAA信用力は最も高く、多くの優れた要素がある。
AA信用力は極めて高く、優れた要素がある。
A信用力は高く、部分的に優れた要素がある。
BBB信用力は十分であるが、将来環境が大きく変化する場合、注意すべき要素がある。
BB信用力は当面問題ないが、将来環境が変化する場合、十分注意すべき要素がある。
B信用力に問題があり、絶えず注意すべき要素がある。
CCC信用力に重大な問題があり、金融債務が不履行に陥る懸念が強い。
CC発行体のすべての金融債務が不履行に陥る懸念が強い。
D発行体のすべての金融債務が不履行に陥っているとR&Iが判断する格付。

出典:【格付投資情報センターHP】格付け一覧

 

日産自動車の歴史と沿革、ニュース

年月内容
1933年12月日本産業㈱と戸畑鋳物㈱の共同出資により、自動車製造㈱として設立
1934年6月社名を日産自動車㈱と改称
1944年9月社名を日産重工業㈱と改称
1949年8月社名を日産自動車㈱に復帰
1958年5月乗用車の対米輸出開始
1999年3月ルノーの資本参加を含む自動車事業全般にわたる提携契約締結
2002年3月ルノーが保有比率を44.4%に引き上げ
2002年3月ルノーとの共同運営会社「ルノー・日産会社」を設立
2016年5月三菱自動車工業と資本参加を含む戦略的協力に関する提携契約締結
2016年10月三菱自動車工業の第三者割当増資を引き受け、資本参加

 

まとめ 日産自動車の株主優待、配当利回りまとめ【株価はどこまで下がる?

ここまで日産自動車の株価推移、株主優待、配当利回り、今後の予想見通しについて書いてきました。株式投資で長期保有の銘柄を選ぶ際には、企業研究をしっかり行い割安かつ成長の見込める銘柄を選定しましょう。

 

最後までご覧いただき、ありがとうございました。他の記事でも有益情報を発信していますので、ぜひ覗いてみてください。

 

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