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NTTの株価推移と株主優待・配当利回りまとめ |今後の予想見通しと買い時

NTTの株価推移と株主優待・配当利回りまとめ |今後の予想見通しと買い時

本記事では株式投資の銘柄選びをされる個人投資家向けに、NTTの株価推移、株主優待、配当利回り、今後の予想見通しなどの分析情報を、フィナンシャルプランナー(FP)の最上位資格であるCFPを持つ筆者がまとめています。

当ブログでは株式の長期保有により短期的な価格変動のリスクを回避しつつ、株主優待や配当金で長期安定的なリターンを得る投資戦略を推奨しています。長期投資でリターンを得るためにはその企業の事業内容や将来性を良く調べて、購入後も株主優待や配当の継続が期待できる銘柄を狙いましょう。

NTTの株価推移(配当込)と株主優待・配当利回りまとめ |今後の予想見通しと買い時

まずはNTTの株価の推移と、株を購入した場合の利益の目安となる株主総利回りを見てみましょう。

株価については、単純な年度末の終値と、長期投資の際に参考になる配当込の終値をグラフ化しています。

また、株主総利回りは当初の株価を基準として、各年度に【配当+株価上昇】でどれだけの収益が得られるかを率にしたものです。

 

<NTTの株価推移(配当込)と株主総利回り>

NTTの株価推移(配当込)と株主総利回り

 

NTTの直近の株価と買付情報は以下の通りです。購入は100株単位になりますので、NTTの株式の購入には現時点で約24万円が必要です。

 

<NTTの直近の株価と買付情報>

上場市場東証第一部
証券コード9432
業種情報・通信
株価2,422
単元株数100
最低買付価格242,150

2020年3月10日時点

 

NTTのPERとPBRの推移【株価の割安・割高のめやす】

NTTの株価が割安か割高かの判定に役立つ、PERとPBRの推移をグラフにまとめました。

 

<NTTのPER・PBRの推移>

NTTのPER・PBRの推移

 

PERとは株価収益率(Price Earnings Ratio)のことをいい、株価が一株当たり利益の何倍になっているかを表しています。例えば、一株当たり利益が100円の会社の株価が1000円であればPERは1000円÷100円=10倍となります。

また、PBRとは株価純資産倍率(Price Book-value  Ratio)のことをいい、株価が一株当たり純資産額の何倍になっているかを表しています。例えば、一株当たり純資産額が1000円の会社の株価が1000円であればPBRは1000円÷1000円=1倍となります。

このPERやPBRをいろいろな銘柄と比較することで、その銘柄の株価が割安か割高か判断することができます。

 

<NTTの株価の割安・割高の目安(直近)>

株価2,422
一株当たり利益440※19年3月期
一株当たり純資産4,832※19年3月期
PER5.5
PBR0.5

2020年3月10日時点

 

<NTTのPER、PBRの比較>

PERPBR
大型株平均(加重平均)13.31.120年2月末時点
情報・通信業 業界平均14.11.620年2月末時点
NTT5.50.5

 

 

今後の株価の見通しを判断したり、割安な銘柄を見つけるためには、日々の経済動向に関心を持つことや個別銘柄についての情報収集が大切です。

株の勉強や情報収集に使うツールは有料のものが多いですが、無料で利用できるものもあります。特にファイナンシャルアカデミーの株式投資セミナーは無料の割に情報が充実していて、WEB受講は1000円ですが、会場受講は無料なので、一度足を運んでみると勉強になると思います。

【無料で学べる株式投資セミナー】業界大手ファイナンシャルアカデミー

 

【無料でメールで届く注目銘柄情報】勝ち株ナビ

 

【無料で使える株式情報サイト】ゴールドリサーチ

 

配当利回りの推移と権利確定日【配当金はいつ、いくら貰える?】

NTTの配当金利回りは以下のようになっています。

 

<NTTの一株当たりの配当金>

2015/3期2016/3期2017/3期2018/3期2019/3期
中間配当90.0050.0060.0075.0085.00
期末配当90.0060.0060.0075.0095.00
合計180.00110.00120.00150.00180.00
配当利回り7.4%4.5%5.0%6.2%7.4%
一株利益(単体)254.45316.59140.77363.34614.50
配当性向(単体)70.7%34.7%85.2%41.3%29.3%
一株利益(連結)236.85350.34390.94449.86440.25
配当性向(連結)76.0%90.4%36.0%80.8%139.6%

NTT 有価証券報告書(2019年3月決算)を元に筆者作成 ※2020年3月10日時点

 

<配当金の権利確定日>

中間配当 ・・・ 9月末日

期末配当 ・・・ 3月末日

 

NTTの配当金を受け取るためには、9月末、3月末時点でそれぞれ株主である必要がありますので、その2営業日前までに株式の購入を済ませましょう。

 

NTTの株主優待は何が貰える?

NTTでは2019年時点で株主優待は行っていません。今後の情報に期待しましょう。

 

NTTの会社概要【長期保有を考えるなら会社を分析】

NTTへの投資を検討する場合には、会社の事業内容や業績等を理解しておくと今後の見通しを考える上で役に立ちます。

NTTは1952年に発足した日本電信電話公社を母体として、1985年に日本電信電話株式会社として設立しました。国内の固定電話回線事業を独占する規制産業の中のガリバー企業で、傘下のNTTドコモも携帯電話やデータ通信で高いシェアを持っています。

 

<NTTの会社概要>

会社名:日本電信電話株式会社(通称:NTT)

英語表記:NIPPON TELEGRAPH & TELEPHONE CORPORATION

設立:1985年

本社所在地:東京都千代田区大手町一丁目5番1号 大手町ファーストスクエア イーストタワー

業種:情報・通信

グループ売上高:  11,879,842百万円(2019年3月期)

グループ従業員数:  321,450人(2019年3月期)

株式上場:東証第一部(1987年上場)

会社HP:

NTT公式ホームページ
NTTグループの公式ホームページです。NTTグループのニュースリリースや商品・サービスに関する情報やNTT(持株会社)の会社情報などをご紹介しています。

 

NTTの決算情報【株価と配当金は業績次第】

株式投資では今後の株価や、配当金額の見通しの検討材料として決算情報を見ることが重要になります。安定した利益を出している企業は株価が上がりやすく、配当金を出す余力も多く持っています。

また、自己資本比率が高い企業は不況になっても倒産リスクが低いのでせっかく購入した株が、倒産により紙切れになってしまうリスクも低いです。

 

直近3事業年度の業績

NTTの直近3事業年度の業績は以下の通りです。

決算期17年3月期18年3月期19年3月期
会計基準米国会計基準米国会計基準IFRS基準
売上高(百万円)11,391,01611,799,58711,879,842
営業利益(百万円)1,539,7891,642,8431,693,833
営業利益率13.5%13.9%14.3%
経常利益(百万円)1,527,7691,755,6241,671,861
経常利益率13.4%14.9%14.1%
当期利益(百万円)800,129909,695854,561
利益率7.0%7.7%7.2%
総資産21,250,32521,675,77022,295,146
自己資本9,052,4799,485,9819,264,913
自己資本比率42.6%43.8%41.6%

NTT 有価証券報告書(2019年3月決算)を元に筆者作成

 

会社の業績の見方についてはこちらの記事で解説しています。決算情報の閲覧に不慣れな方がいらっしゃいましたらご参考にしてください。

利益の種類まとめ |営業利益、経常利益、税引前利益の違い【図解】
会社に関わる5種類の利益のまとめ。5種類の利益(売上総利益、営業利益、経常利益、税引前利益、当期純利益)の違いを簡単に、かつ、わかりやすく解説。営業利益と経常利益の違いが分かると、経済ニュースに対する理解が深まり、ビジネス力もアップ!

 

地域別売上の状況(海外売上比率)

投資先となる銘柄の将来性を判断する場合には、海外売上比率を見ることが一つの手段となります。日本は今後も少子高齢化が進むことは確実ですので、海外市場を開拓している企業は確実に有利になります。

 

<NTTの地域別売上高構成比>

NTTの地域別売上高構成比

 

<NTTの海外売上比率と地域別売上高>

決算期18年3月期19年3月期
日本9,599,6749,632,684
その他海外2,182,4742,247,158
11,782,14811,879,842
国内売上比率81.5%81.1%
海外売上比率18.5%18.9%

単位:百万円

NTT 有価証券報告書(2019年3月期決算)を元に筆者作成

 

セグメント情報【事業内容と業績の分析】

セグメントとは企業が行っている事業の区分のことを言います。投資をする会社の事業を理解するためには、セグメントごとにどのような事業を行っているかを見ることが参考になります。

 

NTTでは以下の5つのセグメントで事業を展開しています。

1.移動通信事業

2.地域通信事業

3.長距離・国際通信事業

4.データ通信事業

5.その他の事業

 

セグメントごとの売上高と営業利益は以下のようになっています。

 

<NTTのセグメント別売上高と営業利益>

NTTのセグメント別売上高と営業利益

 

それではここからは、各セグメントごとの事業内容、業績について見ていきましょう。

 

移動通信事業の事業内容と業績

<主要製品・サービス>

携帯電話事業及びそれに関連する事業

 

<主要会社>

㈱NTTドコモ 他102社

 

<業績情報>

決算期18年3月期19年3月期
営業収益4,699,8424,774,711
セグメント利益986,9811,013,644
営業利益率21.0%21.2%
従業員数(人)67,59226,629
営業収益構成比39.8%40.2%
従業員数構成比23.9%8.8%
一人当たり営業収益69.5179.3
一人当たりセグ利益14.638.1

単位:百万円

 

地域通信事業の事業内容と業績

<主要製品・サービス>

国内電気通信事業における県内通信サービスの提供およびそれに付帯する事業

 

<主要会社>

東日本電信電話㈱、西日本電信電話㈱ 他43社

 

<業績情報>

決算期18年3月期19年3月期
営業収益2,585,1942,463,941
セグメント利益351,608360,726
営業利益率13.6%14.6%
従業員数(人)45,32079,534
営業収益構成比21.9%20.7%
従業員数構成比16.0%26.2%
一人当たり営業収益57.031.0
一人当たりセグ利益7.84.5

単位:百万円

 

長距離・国際通信事業の事業内容と業績

<主要製品・サービス>

国内電気通信事業における県間通信サービス、国際通信事業、ソリューション事業及びそれに関連する事業

 

<主要会社>

NTT㈱、エヌ・ティ・ティ・コミュニケーションズ㈱、Dimension Data Holdings、NTTセキュリティ㈱、NTT America、NTT EUROPE、Lux e-shelter 1、Arkadin International、RagingWiew Data Centers、NTT Global Networks、NETMAGIC SOLUTIONS、GYRON INTERNET、㈱NTTぷらら、Spectrum Holdings 他356社

 

<業績情報>

決算期18年3月期19年3月期
営業収益2,139,7232,162,563
セグメント利益90,560100,148
営業利益率4.2%4.6%
従業員数(人)27,46448,020
営業収益構成比18.1%18.2%
従業員数構成比9.7%15.8%
一人当たり営業収益77.945.0
一人当たりセグ利益3.32.1

単位:百万円

 

データ通信事業の事業内容と業績

<主要製品・サービス>

ネットワークシステムサービス、システムインテグレーション等の事業

 

<主要会社>

㈱エヌ・ティ・ティ・データ、NTT DATA、NTT DATA Services、EVERIS PARTICIPACIONES、NTT Data International 他301社

 

<業績情報>

決算期18年3月期19年3月期
営業収益1,927,2442,037,782
セグメント利益123,218147,717
営業利益率6.4%7.2%
従業員数(人)118,006123,884
営業収益構成比16.3%17.2%
従業員数構成比41.8%40.8%
一人当たり営業収益16.316.4
一人当たりセグ利益1.01.2

単位:百万円

 

その他の事業の事業内容と業績

<主要製品・サービス>

日本電信電話㈱の事業、不動産事業、金融事業、建築・電力事業、システム開発事業、先端技術開発事業等

 

<主要会社>

NTTアーバンソリューションズ準備㈱、エヌ・ティ・ティ都市開発㈱、NTTファイナンス㈱、㈱NTTファシリティーズ、エヌ・ティ・ティ・コムウェア㈱、エヌ・ティ・ティ・アドバンステクノロジ㈱ 他89社

 

<業績情報>

決算期18年3月期19年3月期
営業収益430,145440,845
セグメント利益98,68685,624
営業利益率22.9%19.4%
従業員数(人)24,15125,284
営業収益構成比3.6%3.7%
従業員数構成比8.5%8.3%
一人当たり営業収益17.817.4
一人当たりセグ利益4.13.4

単位:百万円

 

NTTの歴史と沿革、ニュース

年月内容
1952年8月日本電信電話公社法に基づき、政府の全額出資により、日本電信電話公社が発足
1985年4月日本電信電話㈱設立
1987年2月東京、大阪、名古屋、京都、広島、福岡、新潟、札幌の各証券取引所へ上場
1994年9月NY証券取引所へ上場
1994年10月ロンドン証券取引所へ上場
1995年4月エヌ・ティ・ティ・データ通信㈱が東証へ上場
1998年10月エヌ・ティ・ティ移動通信網㈱が東証へ上場
2000年4月エヌ・ティ・ティ移動通信網㈱が㈱エヌ・ティ・ティ・ドコモへ商号変更
2002年3月㈱エヌ・ティ・ティ・ドコモが、ロンドン証券取引所及びNY証券取引所へ上場
2004年11月エヌ・ティ・ティ都市開発㈱が東証へ上場
2013年10月㈱エヌ・ティ・ティ・ドコモが、㈱NTTドコモへ商号変更

 

まとめ NTTの株価推移と株主優待・配当利回り【今後の予想見通しと買い時】

ここまでNTTの株価推移、株主優待、配当利回り、今後の予想見通しについて書いてきました。株式投資で長期保有の銘柄を選ぶ際には、企業研究をしっかり行い割安かつ成長の見込める銘柄を選定しましょう。

 

最後までご覧いただき、ありがとうございました。他の記事でも有益情報を発信していますので、ぜひ覗いてみてください。

 

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