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資生堂の株主優待と配当利回りまとめ |株価推移と配当金権利確定日

資生堂の株主優待と配当利回りまとめ |株価推移と配当金権利確定日

株主優待や配当金などを得ながらの長期投資で資産形成をしていくためには、株の仕組みを勉強したり、日々の経済情勢に興味を持って情報収集を続けることが大切です。また、株の勉強はまさに私たちが生活している資本主義社会の仕組みやビジネスについて学ぶことでもあるので、株式投資で学んだ知識は本業でも何らかの形で生きてくるのが面白いところですね。株の勉強で使うのにおすすめの本をいくつかご紹介しますので、気になるものがあれば手に取ってみてください。

 



本記事シリーズ「株式投資の銘柄分析」では、上場企業・個別銘柄の株価推移、株主優待、配当利回り、今後の予想見通しなどの分析情報をまとめて配信しています。記事の作成に当たっては、筆者の企業財務・経営管理領域での10年以上の勤務経験と、フィナンシャルプランナーの最上位資格であるCFPのノウハウを生かして作成しています。

当ブログでは株式の長期保有により短期的な価格変動のリスクを回避しつつ、株主優待や配当金で長期安定的なリターンを得る投資戦略をおすすめしています。長期投資でリターンを得るためにはその企業の事業内容や将来性をよく理解して、購入後も株主優待や継続した配当収入が期待できる銘柄を狙いましょう。また、他の銘柄の分析記事については、【記事一覧】株式投資の銘柄分析にまとめてありますので、あわせてご覧ください。

 

資生堂の株価推移チャートと株主優待・配当利回り【今後の予想見通しと買い時】

まずは資生堂の株価の推移と、株を購入した場合の利益の目安となる株主総利回りを見てみましょう。

株価については、単純な年度末の終値と、長期投資の際に参考になる配当込の終値をグラフ化しています。

また、株主総利回りは当初の株価を基準として、各年度に【配当+株価上昇】でどれだけの収益が得られるかを率にしたものです。

 

<資生堂の株価推移(配当込)と株主総利回り>

資生堂の株価推移(配当込)と株主総利回り

 

資生堂の直近の株価と買付情報は以下の通りです。購入は100株単位になりますので、資生堂の株式の購入には現時点で約62万円が必要です。

 

<資生堂の直近の株価と買付情報>

上場市場東証第一部
証券コード4911
業種化学
株価6,202
単元株数100
最低買付価格620,200

2020年4月3日時点

 

資生堂の株価と買い時【PERとPBRの推移チャート】

資生堂の株価が割安か割高かの判定に役立つ、PERとPBRの推移をグラフにまとめました。

 

<資生堂のPER・PBRの推移>

資生堂のPER・PBRの推移

 

PERとは株価収益率(Price Earnings Ratio)のことをいい、株価が一株当たり利益の何倍になっているかを表しています。例えば、一株当たり利益が100円の会社の株価が1000円であればPERは1000円÷100円=10倍となります。

また、PBRとは株価純資産倍率(Price Book-value  Ratio)のことをいい、株価が一株当たり純資産額の何倍になっているかを表しています。例えば、一株当たり純資産額が1000円の会社の株価が1000円であればPBRは1000円÷1000円=1倍となります。

このPERやPBRをいろいろな銘柄と比較することで、その銘柄の株価が割安か割高か判断することができます。

 

<資生堂の株価の割安・割高の目安(直近)>

株価6,202
一株当たり利益184※19年12月期
一株当たり純資産1,243※19年12月期
PER33.7
PBR5.0

2020年4月3日時点

 

<資生堂のPER、PBRの比較>

PERPBR
大型株平均(加重平均)12.41.120年3月末時点
化学 業界平均15.21.420年3月末時点
資生堂13.91.7

 

配当金の権利確定日と配当利回り推移【いつ、いくら貰える?】

資生堂の配当金と配当利回りの推移は以下のようになっています。

 

<資生堂の一株当たりの配当金と配当利回り>

15年12月期16年12月期17年12月期18年12月期19年12月期
中間配当10.0010.0012.5020.0030.00
期末配当10.0010.0015.0025.0030.00
配当金 合計20.0020.0027.5045.0060.00
配当利回り0.3%0.3%0.4%0.7%1.0%

資生堂 有価証券報告書(2019年12月決算)を元に筆者作成 ※2020年4月3日時点

 

 

<配当金の権利確定日>

中間配当 ・・・ 6月末日

期末配当 ・・・ 12月末日

 

資生堂の配当金を受け取るためには、9月末、3月末時点でそれぞれ株主である必要がありますので、その2営業日前までに株式の購入を済ませましょう。

 

資生堂の配当性向の推移【利益を配当金にまわす割合】

資生堂の配当性向の推移は以下の通りです。

 

<資生堂の配当性向の推移>

15年12月期16年12月期17年12月期18年12月期19年12月期
一株配当金20.0020.0027.5045.0060.00
一株利益(単体)82.2394.70-138.2694.17246.63
配当性向(単体)24.3%21.1%-19.9%47.8%24.3%
一株利益(連結)58.1780.4156.95153.74184.18
配当性向(連結)34.4%117.8%-242.8%61.3%133.9%

資生堂 有価証券報告書(2019年12月決算)を元に筆者作成

 

配当性向とは、企業がその年に稼いだ利益(当期純利益)のうち、どれだけの割合を配当金として株主に支払ったかをパーセンテージで表した指標です。配当性向は以下の計算式で算出できます。

 

【配当性向の計算式】

配当性向 = 1株当たり配当金 / 一株当たり当期純利益 × 100

 

例えば、ある年の一株当たり当期純利益が100円だった企業が、一株当たり20円の配当金を株主に支払った場合には、配当性向は20%になります。

 

配当性向は高い企業ほどたくさん配当金が貰えるので一見すると優良な企業に思えるかもしれませんが必ずしもそうではありません。配当金として株主にお金を払うと、 ”企業の財産が減る”→”株価が下がる” という流れが起きるので、実際には配当性向が高いか低いかは企業の良し悪しとあまり関係ありません。しかし、配当を多く支払う企業の株は、個人投資家を中心に人気があるため、買われやすいという一面もあります。

 

資生堂の株主優待の内容と権利確定日【いつ、何が貰える?】

資生堂では2019年時点で以下の株主優待を実施しています。

 

<対象株主・権利確定日>

資生堂株式100株以上を1年以上継続保有している12月末時点の株主

 

<保有株数>

100株以上

 

<株主優待の内容>

資生堂製品をオリジナルカタログの中から選択してもらうことができます。。商品のリストは保有株式数により以2種類の等級に分かれています。

 

①前年と当年の12月末時点で当社株式を100株以上~1,000株未満ご所有の株主

②前年と当年の12月末時点で当社株式を1,000株以上ご所有の株主さま

 

 

<資生堂HP・株主優待制度>

株主優待 | 個人株主・投資家のみなさまへ | 投資家情報 | 資生堂 企業情報
資生堂 企業情報,株主・投資家向け情報

 

 

株主優待や配当金などを得ながらの長期投資で資産形成をしていくためには、株の仕組みを勉強したり、日々の経済情勢に興味を持って情報収集を続けることが大切です。また、株の勉強はまさに私たちが生活している資本主義社会の仕組みやビジネスについて学ぶことでもあるので、株式投資で学んだ知識は本業でも何らかの形で生きてくるのが面白いところですね。株の勉強で使うのにおすすめの本をいくつかご紹介しますので、気になるものがあれば手に取ってみてください。

 



 

資生堂の会社概要【事業内容、決算月、売上、従業員数】

資生堂への投資を検討する場合には、会社の事業内容や業績等を理解しておくと今後の見通しを考える上で役に立ちます。

資生堂は1927年創業で、国内シェアトップ、世界シェアは5位の化粧品メーカーです。中国を中心に世界展開も進んでおり、売上高の50%超を海外で稼ぐ企業です。

 

<資生堂の会社概要>

会社名:株式会社資生堂

英語表記:Shiseido Company, Limited

設立:1927年

本社所在地:東京都中央区銀座7−5−5

業種:化学

事業内容:化粧品等の製造販売

決算期:12月

グループ売上高:  1,131,547百万円(2019年12月期)

グループ従業員数:  40,000人(2019年12月期)

株式上場:東証第一部(1949年上場)

会社HP:

資生堂 企業情報 | 資生堂 企業情報
資生堂の企業情報はじめ、会社案内、主なブランド、投資家情報、サステナビリティ、研究 / 生産、採用情報、投資家情報、ニュースなどがご覧いただけます。

 

資生堂の決算情報【株価推移と配当金は業績次第】

株式投資では今後の株価や、配当金額の見通しの検討材料として決算情報を見ることが重要になります。安定した利益を出している企業は株価が上がりやすく、配当金を出す余力も多く持っています。

また、自己資本比率が高い企業は不況になっても倒産リスクが低いのでせっかく購入した株が、倒産により紙切れになってしまうリスクも低いです。

 

直近3事業年度の業績

資生堂の直近3事業年度の業績は以下の通りです。

決算期17年12月期18年12月期19年12月期
会計基準日本基準日本基準日本基準
売上高(百万円)1,005,0621,094,8251,131,547
営業利益(百万円)80,437108,350113,831
営業利益率8.0%9.9%10.1%
経常利益(百万円)80,327109,489108,739
経常利益率8.0%10.0%9.6%
当期利益(百万円)22,74961,40373,562
利益率2.3%5.6%6.5%
総資産949,4251,009,6181,218,795
自己資本423,448448,581496,438
自己資本比率44.6%44.4%40.7%

資生堂 有価証券報告書(2019年12月期決算)を元に筆者作成

 

会社の業績の見方についてはこちらの記事で解説しています。決算情報の閲覧に不慣れな方がいらっしゃいましたらご参考にしてください。

企業の利益 5種類一覧【営業利益、経常利益など株式会社の損益計算書会計】
会社に関わる5種類の利益のまとめ。5種類の利益(売上総利益、営業利益、経常利益、税引前利益、当期純利益)の違いを簡単に、かつ、わかりやすく解説。営業利益と経常利益の違いが分かると、経済ニュースに対する理解が深まり、ビジネス力もアップ!

 

資生堂の業績推移【売上推移と利益】

資生堂の売上高と利益は以下のように推移しています。

 

<資生堂の売上高と利益の推移>

資生堂の売上高と利益の推移

単位:百万円

 

資生堂の海外売上比率【海外進出は業績UPのカギ】

投資先となる銘柄の将来性を判断する場合には、海外売上比率を見ることが一つの手段となります。日本は今後も少子高齢化が進むことは確実ですので、海外市場を開拓している企業は確実に有利になります。

 

<資生堂の地域別売上高構成比>

資生堂の地域別売上高構成比

 

<資生堂の海外売上比率と地域別売上高>

決算期18年12月期19年12月期
日本495,372491,063
米国115,583110,278
その他米州22,72220,151
欧州128,238133,059
中国216,866248,401
その他アジア・オセアニア116,042128,594
1,094,8231,131,546
国内売上比率45.2%43.4%
海外売上比率54.8%56.6%

単位:百万円

資生堂 有価証券報告書(2019年12月決算)を元に筆者作成

 

資生堂の事業別の売上業績と事業内容【株価、配当金の見通しのヒント】

企業が行っている様々な事業を内容ごとに区分したものをセグメントと言います。投資をする会社の事業を理解するためには、セグメントごとにどのような事業を行っているかを見ることが参考になります。

 

資生堂では以下のセグメント区分で事業を展開しています。

・日本事業

・中国事業

・アジアパシフィック事業

・米州事業

・欧州事業

・トラベルリテール事業

・プロフェッショナル事業

 

セグメントごとの売上高と利益は以下のようになっています。

 

<資生堂のセグメント別売上高と利益>

資生堂のセグメント別売上高と利益

 

それではここからは、各セグメントごとの事業内容、業績について見ていきましょう。

 

日本事業の事業内容、売上業績、従業員数

<主要製品・サービス>

・化粧品事業(化粧品、化粧用具、パーソナルケア製品の販売等)

・ヘルスケア事業(美容食品、一般用医薬品の販売)

 

<主要会社>

資生堂、資生堂ジャパン㈱、資生堂薬品㈱、資生堂フィティット㈱、㈱資生堂インターナショナル、㈱エフティ資生堂、㈱ザ・ギンザ

 

<売上高・業績>

決算期18年12月期19年12月期
売上高454,535451,587
セグメント利益91,32691,094
セグメント利益率20.1%20.2%
従業員数(人)11,81812,043
売上高構成比41.5%39.9%
従業員数構成比30.6%30.1%
一人当たり売上高38.537.5
一人当たりセグ利益7.77.6

単位:百万円

 

中国事業の事業内容、売上業績、従業員数

<主要製品・サービス>

中国を対象とした化粧品事業(化粧品、化粧用具、パーソナルケア製品の製造・販売)

 

<主要会社>

資生堂、資生堂(中国)投資有限公司、資生堂麗源化粧品有限公司、資生堂香港有限公司

 

<売上高・業績>

決算期18年12月期19年12月期
売上高190,799216,241
セグメント利益24,51429,225
セグメント利益率12.8%13.5%
従業員数(人)8,1388,735
売上高構成比17.4%19.1%
従業員数構成比21.1%21.8%
一人当たり売上高23.424.8
一人当たりセグ利益3.03.3

単位:百万円

 

アジアパシフィック事業の事業内容、売上業績、従業員数

<主要製品・サービス>

日本、中国を除く化粧品事業(化粧品、化粧用具、パーソナルケア製品の製造・販売)

 

<主要会社>

資生堂、資生堂アジアパシフィックPte. Ltd.、台湾資生堂股份有限公司

 

<売上高・業績>

決算期18年12月期19年12月期
売上高68,12069,835
セグメント利益7,8087,426
セグメント利益率11.5%10.6%
従業員数(人)3,2483,294
売上高構成比6.2%6.2%
従業員数構成比8.4%8.2%
一人当たり売上高21.021.2
一人当たりセグ利益2.42.3

単位:百万円

 

米州事業の事業内容、売上業績、従業員数

<主要製品・サービス>

アメリカ地域における化粧品事業(化粧品、化粧用具の製造・販売)

 

<主要会社>

資生堂、資生堂アメリカズCorp.、資生堂アメリカInc.、ドランクエレファントホールディングスLLC、ドランクエレファントLLC

 

<売上高・業績>

決算期18年12月期19年12月期
売上高131,733124,323
セグメント利益-14,775-11,385
セグメント利益率-11.2%-9.2%
従業員数(人)4,0633,753
売上高構成比12.0%11.0%
従業員数構成比10.5%9.4%
一人当たり売上高32.433.1
一人当たりセグ利益-3.6-3.0

単位:百万円

 

欧州事業の事業内容、売上業績、従業員数

<主要製品・サービス>

ヨーロッパ、中東及びアフリカ地域における化粧品事業(化粧品、化粧用具の製造・販売)

 

<主要会社>

資生堂、資生堂ヨーロッパS.A.、資生堂インターナショナルフランスS.A.S.、資生堂ロシアLLC.、資生堂グループイタリアS.p.A.、資生堂ドイツGmbH、ボーテプレステージインターナショナルS.A.

 

<売上高・業績>

決算期18年12月期19年12月期
売上高113,164118,417
セグメント利益-7,988-2,187
セグメント利益率-7.1%-1.8%
従業員数(人)4,1864,077
売上高構成比10.3%10.5%
従業員数構成比10.8%10.2%
一人当たり売上高27.029.0
一人当たりセグ利益-1.9-0.5

単位:百万円

 

トラベルリテール事業の事業内容、売上業績、従業員数

<主要製品・サービス>

日本を除く全世界の免税店エリアにおけるブランドカテゴリー別事業(プレステー
ジ、フレグランス、コスメティクス等)

 

<主要会社>

資生堂、資生堂トラベルリテールアジアパシフィックPte. Ltd.

 

<売上高・業績>

決算期18年12月期19年12月期
売上高87,621102,204
セグメント利益17,60622,091
セグメント利益率20.1%21.6%
従業員数(人)218249
売上高構成比8.0%9.0%
従業員数構成比0.6%0.6%
一人当たり売上高401.9410.5
一人当たりセグ利益80.888.7

単位:百万円

 

プロフェッショナル事業の事業内容、売上業績、従業員数

<主要製品・サービス>

日本、中国及びアジアの理・美容製品の販売等

 

<主要会社>

資生堂、資生堂プロフェッショナル㈱

 

<売上高・業績>

決算期18年12月期19年12月期
売上高14,14514,685
セグメント利益400336
セグメント利益率2.8%2.3%
従業員数(人)1,080627
売上高構成比1.3%1.3%
従業員数構成比2.8%1.6%
一人当たり売上高13.123.4
一人当たりセグ利益0.40.5

単位:百万円

 

資生堂の競合会社

化粧品で世界展開する資生堂の競合会社の一例を挙げておきます。

 

<国内>

・花王

・コーセー

 

<海外>

・ロレアル(フランス)

・ユニリーバ(オランダ)

・P&G(アメリカ)

・エスティ・ローダー(アメリカ)

・Johnson & Johnson(アメリカ)

・モエ・ヘネシー・ルイ・ヴィトン(フランス)

 

資生堂の歴史と沿革、ニュース

年月内容
1972年9月東京銀座に「資生堂薬局」として創業
1988年1月わが国最初の練り歯磨「福原衛生歯磨石鹸」を発売
1949年5月東証に上場
1986年2月フランス カリタ社買収
1988年9月米国 ゾートス社を買収
2001年12月米国ジョイコ・ラボラトリーズ社(のちにゾートスインターナショナルInc.に統合)を買収
2015年12月決算日を3月31日から12月31日に変更。
2017年12月米国ゾートス社をヘンケル社に譲渡
2019年11月米国Drunk Elephant Holdings, LLCを買収

 

まとめ 資生堂の株価推移と株主優待・配当利回り【今後の予想見通しと買い時】

ここまで資生堂の株価推移、株主優待、配当利回り、今後の予想見通しについて書いてきました。株式投資で長期保有の銘柄を選ぶ際には、企業研究をしっかり行い割安かつ成長の見込める銘柄を選定しましょう。

 

最後までご覧いただき、ありがとうございました。他の記事でも有益情報を発信していますので、ぜひ覗いてみてください。

 

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