転職・キャリア

富士フイルムの離職率、リストラ情報まとめ【ホワイト企業度と就職転職の評判】

富士フイルムの離職率、リストラ情報まとめ【ホワイト企業度と就職転職の評判】

本記事は、富士フイルムの年収給料、離職率、リストラ情報、ホワイト企業度等について、第二新卒・未経験転職を経て、転職人気ランキングトップ10常連企業に内定した経験がある筆者が独自のノウハウと転職経験をもとに企業研究としてまとめています。

私自身、学生時代は大したスキルはなく就職活動もとても苦戦したのですが、社会人になってからの仕事の実績の積み上げや継続的な自己投資により、転職活動では東証一部上場売上高数兆円の日本を代表する企業の内定を複数獲得してきました。

就職・転職活動で倍率の高い人気企業の書類選考や面接を突破して内定を取るためには、綿密な企業研究をもとに志望動機などの面接対策を行い、他の候補者との差別化ができるようにすることが極めて重要です。また、就職・転職活動は内定を獲得することがゴールではなく、入社後にその会社で活躍することが目的ですから、待遇や働きやすさ、社風などについても情報収集は欠かせません。

記事の内容は順次追記・更新しきますので、本記事を企業研究や会社選びの参考にしていただき、一人でも多くの人がブラック企業を回避しつつ、ご自身のキャリアにマッチする企業を見つけ、第一志望の企業から内定を獲得していただければと思います。

 

  1. 富士フイルムの離職率、リストラ情報【ホワイト企業度と就職転職の評判】
  2. 富士フイルムの給料と離職率、勤続年数【転職で年収アップできる?】
    1. 富士フイルム従業員の平均年収/給料と勤続年数
    2. 富士フイルム役員の給料年収はどれくらい?
  3. 富士フイルムの離職率とホワイト企業度【転職して大丈夫な会社?】
  4. 富士フイルムへの中途採用求人の探し方(転職エージェントを活用)
  5. 富士フイルムの採用倍率と入社難易度【就職四季報で調べる】
  6. 富士フイルムの売上高と財務内容【業績が悪いと給料年収は上がらない】
    1. 富士フイルムの直近3事業年度の売上、業績
    2. 富士フイルムの売上高と営業利益の推移
  7. 富士フイルムの海外売上比率【海外赴任は給料年収を上げるチャンス】
  8. 富士フイルムの事業別の売上高、業績と事業内容【給料年収を上げるなら花形部門】
    1. イメージングソリューションの売上、業績と事業内容
    2. ヘルスケア&マテリアルズソリューションの売上、業績と事業内容
    3. ドキュメントソリューションの売上、業績と事業内容
  9. 富士フイルムの積極的なM&A戦略の歴史
  10. 就職・転職先としての事業内容、業種の選び方【高年収、低離職率が多い企業群】
    1. 参入障壁の大きさ(規制産業、資本集約型産業がおすすめ)
    2. 技術革新の速さ
    3. 景気変動による業績への影響【リストラリスクを低減】
  11. ホワイト企業ブラック企業判定(リストラ、残業時間)
    1. くるみん・・・富士フイルムは認定あり◎
    2. プラチナくるみん・・・富士フイルムは認定なし✖
    3. ホワイト500・・・富士フイルムは認定あり◎
    4. 富士フイルムの働き方改革への取り組み
  12. 富士フイルムのリストラ、過労死、労災など【ブラック企業は離職率も高い】
  13. 富士フイルムの歴代社長の経歴【出世コースが判明】
  14. 富士フイルムの転職口コミサイトでの評判【年収や離職率の実態】
  15. 富士フイルムの格付け【財務内容が良ければ給料年収も上がる!?】
  16. 富士フイルムの歴史と沿革、ニュース
  17. 富士フイルムの就職・転職、採用情報
    1. 新卒採用情報
  18. 富士フイルムの企業研究に使える書籍
  19. まとめ 富士フイルムの離職率、リストラ情報【ホワイト企業度と就職転職の評判】

富士フイルムの離職率、リストラ情報【ホワイト企業度と就職転職の評判】

富士フイルムは1933年に設立され、カメラ用フィルムを主力事業とする会社でした。しかし、1990年にデジタルカメラが普及し始めたことにより、カメラ用フィルム事業は一気に衰退。そこで富士フイルムは事業内容の大転換を行い、医薬品、ヘルスケア、化粧品などに取り組み、経営の再建をして生き残った会社です。

 

<富士フイルムの会社概要>

会社名:富士フイルム

英語表記:FUJIFILM Corporation

設立:1933年

本社所在地:東京都港区西麻布二丁目26番30号

業種:化学

事業内容:カメラ、事務用機器、ヘルスケア、医薬品等の製造販売

グループ売上高:2,431,489百万円(2019年3月期)

グループ従業員数: 72,332人(2019年3月期)

株式上場:東証第一部(1949年上場)

会社HP:

富士フイルム [日本]
At Fujifilm we create innovative products and deliver effective solutions in a wide variety of fields to serve society, contribute to the quality of life, and e...

 

富士フイルムの給料と離職率、勤続年数【転職で年収アップできる?】

就職先、転職先を検討する上で最も気になるのがその企業で働く人の待遇(年収や勤続年数、離職率)ではないでしょうか。ここからは富士フイルムの役員従業員の給料年収と勤続年数/離職率について見ていきたいと思います。

 

富士フイルム従業員の平均年収/給料と勤続年数

決算期19年3月期
グループ全体の従業員数72,332
(うち親会社の状況)
従業員数233
平均年齢42.7
平均勤続年数17.8
平均年間給与9,974,684

出典:富士フイルム 有価証券報告書(2019年3月期決算)

 

<平均年収を見るときの注意点>

・工場のラインスタッフなど年収水準が低い社員がいると平均年収は低く出ます

・持ち株会社(ホールディングス)など幹部社員のみが所属している会社の場合は、平均年種が高くでます。

 

富士フイルムの給与水準は、平均年間給与で約1000万円とメーカートップクラスの水準になっています。しかし、年収水準や勤続年数が公開されているのは富士フイルムグループの持株会社である富士フイルムホールディングスのみです。持株会社は通常グループ戦略の立案や管理を行っているだけであるため、在籍している従業員はグループ幹部社員が中心となり年収水準が高く出やすいので注意が必要です。

 

<富士フイルムの平均年収を比較>

富士フイルムの平均年収の比較対象として製造業の平均年収、全産業の会社員の平均年収を掲載しておきます。

業種区分平均年収
冨士フイルムの平均年収997万円
製造業の平均年収507万円
会社員の平均年収432万円
正規社員の平均年収494万円
非正規社員の平均年収175万円

出典:平成29年分民間給与実態統計調査(国税庁)

 

富士フイルム役員の給料年収はどれくらい?

それでは次に富士フイルムの役員の報酬体系、年収水準について見ていきましょう。

 

<役職ごとの年収>

役職年収合計人数一人当たり平均
取締役630970
監査役43314
社外役員60610

単位:百万円

 

<役員報酬の他社比較>

では次に富士フイルムの役員報酬を他の大企業と比較してみましょう。

会社名年度役職一人当たり平均
伊藤忠商事201903取締役346
キヤノン201812取締役197
三菱商事201903取締役162
三菱電機201903執行役128
パナソニック201903取締役121
三井物産201903取締役111
日立製作所201903執行役103
信越化学工業201903取締役103
三菱重工201903取締役102
ホンダ201903取締役98
ソニー201903執行役90
三菱地所201903執行役82
富士フイルム201903取締役70
日本航空201903取締役54
富士通201903取締役53
ZOZO201903取締役52
メルカリ201906取締役50
東日本旅客鉄道201903取締役45
キーエンス201903取締役37

単位:百万円

 

<年収1億円以上の役員>

年収(役員報酬)が1億円以上の上場会社役員は、有価証券報告書にその報酬の額を開示することとされています。富士フイルムの場合、年収1億円以上の役員は3名で、各役員の年収は以下の通りです。

 

氏名役職年収
古森 重隆取締役453
助野 健児取締役266
玉井 光一取締役183

単位:百万円

 

富士フイルムの離職率とホワイト企業度【転職して大丈夫な会社?】

就職や転職をする際にその会社の働きやすさをはかる指標として気になるのが離職率ですが、今のところ無料で入手できる範囲では公開情報が限られています。その中で多くの企業の離職率が確認できる情報ソースは就職四季報になります。就職四季報では、3年後離職率だけでなく、有給取得日数、平均年数、採用実績校など、その会社で働く上での細かい情報が記載されていますので、就職や転職をする会社を検討する上では必携の1冊と言えます。

また、東洋経済では定期的に、企業の離職率に関するランキングを公表していますのでそれも離職率を確認する上では参考になります。しかし、あくまで企業側から公表された情報であることから数字が良い方向に操作されていることがないとも言えませんのであくまで参考情報としてみていくのが良いでしょう。

 

新卒3年後の「若手が辞めない」300社ランキング | CSR企業総覧
2020年卒学生の就職活動も最終盤に入った。リクルートキャリアの調査によると、7月1日時点で大学生(大学院生除く)の就職内定率は85.1%となり、2012年(2013年卒)の調査開始以来過去最高を記録した。近年、就活…
「給料が高く新卒が辞めない会社」ランキング | 就職四季報プラスワン
就職関連セミナーを昨年より前倒しで開催する大学が増えている。大学3年生(2021年卒)の多くが就職活動に動き出し、企業研究や自己PRに手をつけているのではないだろうか。企業研究をするうえで、新卒3年後離職率…

 

富士フイルムへの中途採用求人の探し方(転職エージェントを活用)

富士フイルムをはじめとする大手企業に転職したい場合はどのように求人情報を探せばよいのでしょうか。大手企業の求人は、非公開求人と呼ばれる転職エージェント経由でしか見ることができない形式で募集がかかります。

 

<公開求人>

リクナビNextなど、WEBサイトに登録すればだれでも見れる求人

 

<非公開求人>

転職エージェントで転職支援サービスを受けた人だけが見れる求人

 

理由としては、公開求人で募集をして応募が集まりすぎると企業側での選考が大変になることや、求人の内容自体に機密情報が含まれていたりする、ということがあげられます。つまり、多くの人が応募したくなるような年収が高く、離職率が低いホワイト企業の求人のほとんどは非公開求人として募集が掛かります。

その「非公開求人」を見るためには転職エージェントに登録が必要になります。転職エージェントへの登録や転職支援を受けるのはすべて無料ですので、転職するつもりがあってもなくても常に転職市場の情報収集として何社か登録しておくことをおすすめします。私自身も転職エージェントとは常に数社付き合いを持つようにしていて、その時々の求人情報を見て今後のキャリアプランの参考にしています。

 

<転職エージェント登録の流れ>

転職エージェントへの登録は社会人の方であれば誰でも下記の流れで行うことができます。

転職エージェント登録の流れ

 

<【完全無料】まずは大手転職エージェント2社に登録>

転職エージェントは会社数も多く、どこのエージェントに登録すべきか迷ってしまうかもしれませんが、まずはリクルートエージェントとdodaエージェントサービスの2社に登録をして求人を探しましょう。この2社は私の過去の転職活動でも毎回使い倒している転職エージェントで、この2社に登録しておけば市場に出回っている求人の大多数をカバーできます。また、2社に登録することで、担当のキャリアコンサルタントのスペックを比較しながら転職活動や転職市場調査を進めることができます。

 

リクルートエージェント | 求人数・転職実績No1 

dodaエージェントサービス by パーソルキャリア

 

上記転職エージェントの詳細については別記事で解説していますのでご覧ください。

転職エージェントはどこがいい?推薦力、成功率の高いエージェントを比較
転職エージェントを利用するならどこがいい?転職エージェントは求人の紹介や、募集先企業への推薦など、転職成功に欠かせない存在です。東証一部上場の日本を代表する企業から内定を何度も獲得した筆者が、転職3回で実際に利用した転職エージェントの比較と口コミ。

 

富士フイルムの採用倍率と入社難易度【就職四季報で調べる】

富士フイルムへの入社を目指す場合に気になるのが採用倍率や入社難易度ではないでしょうか。大手有名企業であるキヤノンの採用試験の倍率が高いのは間違いありませんが、新卒採用や中途採用の倍率を正確に公表するデータは今のところありません。

 

唯一、倍率を調べるのに使えるデータとしては、就職四季報に掲載されている”内々定者数”と”正式応募者数”があります。この内々定者数を正式応募者数で割ることで採用倍率を算出することができます。しかし、残念ながら就職四季報に記載されている情報は引用・転載が禁止されていますので、気になる場合は就職四季報の最新版を買って確認してみてください。

 

 

就職四季報で知ることができる採用倍率ですが、数字を公表している企業は一部です。もし、目的の企業が数値を公表していない場合には採用倍率を知る術はありません。

 

そうすると残された方法は、採用倍率を決める構成要素からある程度のレベル感を知る方法です。この方法では正確な採用倍率を知ることはできませんが、採用倍率がどのような要素によって上がったり下がったりするかを知ることは、就職転職活動において有益になるはずです。

 

採用試験の倍率を決める構成要素は以下の通りです。

 

①企業の知名度の高さ

入社希望者は知っている企業にしか応募はしません。具体的には、就職転職活動を行う段階ですでに知っている企業か、就職転職活動をする中で知った企業に応募することになります。そのため、知名度が高い企業や、就職転職の各種媒体での露出が多い企業は採用倍率が高くなります。

 

②人気、ブランドイメージの良さ

企業の人気度やブランドイメージの良さは、その企業への入社希望者を増やして採用倍率を高くします。

 

③待遇(給料、休暇、福利厚生等)の良さ

待遇が良い企業には多くの入社希望者が集まり、採用倍率が上がります。当たり前ですね。

 

④採用枠の狭さ(従業員数)

他の要素が同じであっても採用枠が狭い企業の方が採用倍率は上がります。そのため、大手有名企業であっても、採用枠が大きく、意外に採用倍率が低い企業も存在します。

 

⑤新卒一括採用、中途のみ採用などの採用戦略

④の採用枠とも一部重複しますが、企業によっては「新卒採用しかしない」「中途採用しかしない」というように、採用ルートを特色があるところがあります。その場合、新卒採用で入るは簡単だが、中途採用では難しい、またはその逆、といったことが起こります。

 

⑥競合(入社希望者)のレベルの高さ

これは採用倍率とは直接関係ありませんが、レベルの高い人が応募をしてくる企業は入社難易度が上がります。目的の企業に入社できる可能性を考えるのであれば、採用倍率を考えると同時に、競合の入社希望者がどれくらいのレベルかを考えると良いでしょう。

 

 

採用倍率を構成するこれらの要素から、目的の企業の採用倍率、入社難易度を推定してみてください。

 

富士フイルムの売上高と財務内容【業績が悪いと給料年収は上がらない】

就職先や転職先の企業を選択する上でその企業の売上、業績、財務内容を見ることは極めて重要です。大企業であっても東芝のように不祥事がきっかけであっという間に倒産寸前に追い込まるのが今の時代です。

大企業だから安心、中小企業だから不安、というのは幻想で、正解は「企業による」です。企業ごとに決算情報や財務内容は良く調べて、業績が怪しい企業は就職先としては避ける賢さが必要になります。それでは富士フイルムの売上、業績、財務内容について見ていきましょう。

 

富士フイルムの直近3事業年度の売上、業績

富士フイルムの直近3事業年度の売上、業績は以下の通りです。

決算期2017年3月期2018年3月期2019年3月期
会計基準米国基準米国基準米国基準
売上高2,322,1632,433,3652,431,489
営業利益172,281130,679209,827
営業利益率7.4%5.4%8.6%
経常利益194,775197,807212,762
経常利益率8.4%8.1%8.8%
当期利益131,506140,694131,506
利益率5.7%5.8%5.4%
自己資本比率57.8%59.5%59.7%

単位:百万円

富士フイルム 有価証券報告書(20193月期決算)を元に筆者作成

 

企業研究で就職先、転職先を選ぶときに特に注意してみたいのは下記の3点です。

 

<売上高>

売上高は会社の事業規模を把握する上で最も重要な指標ですので、採用選考を受けようとする会社については大まかな売上高の数値は頭に入れておきましょう。

 

<営業利益、経常利益>

利益を見ることで会社が事業を通じて儲かっているかどうかを確認します。当たり前ですが利益が出ない会社はそのうち倒産します。

利益については全部で5つの種類があり、それぞれの内容については別記事で解説していますので、そちらをご覧いただければと思います。

利益の種類まとめ |営業利益、経常利益、税引前利益の違い【図解】
会社に関わる5種類の利益のまとめ。5種類の利益(売上総利益、営業利益、経常利益、税引前利益、当期純利益)の違いを簡単に、かつ、わかりやすく解説。営業利益と経常利益の違いが分かると、経済ニュースに対する理解が深まり、ビジネス力もアップ!

 

<自己資本比率>

自己資本比率は会社が持っている資産のうちどれだけが自社のものかを表す指標です。言い換えれば自己資本比率が多い企業ほど、借金体質の企業ということになりますので、企業を選ぶときはできるだけ自己資本比率が高い企業を選ぶと良いでしょう。

 

富士フイルムの売上高と営業利益の推移

富士フイルムの売上高と営業利益は以下のように推移しています。

 

<富士フイルムの売上高と営業利益の推移>

富士フイルムの売上高と営業利益の推移

 

富士フイルムの海外売上比率【海外赴任は給料年収を上げるチャンス】

企業分析でその会社の海外売上比率や地域別売上高を見るときのポイントは大きく3つあります。

 

①成長市場に進出できているか、事業の拡大余地があるか

就職、転職先の企業を見るときにその企業の将来性を重視する場合には、海外売上比率を見ることが一つの手段となります。日本は今後も少子高齢化が進むことは確実ですので、海外市場を開拓している企業は確実に有利になります。

 

②為替レートや海外諸国の経済の影響をどれだけ受けるか

海外で事業展開をしている企業の場合は、その事業展開している国や地域の経済状況やその国の通貨の為替レートの影響を受けます。経済が好調な国に進出している企業は事業を伸ばしやすく、また、その国の通貨に対して為替が円安になるほどその国での売上が伸ばしやすくなります。ただし、最近では単純に製品を日本から輸出するというビジネスモデルではなく、東南アジアなどの人件費の安い国で製品を作って輸出しているケースも多いので、為替レートが事業に与える影響はより複雑化しています。

 

③海外赴任や英語を使う機会がどれだけあるか

海外売上比率が高い企業は海外に現地法人を多く持っているケースがあり、その場合には海外赴任のチャンスが巡ってくる可能性も高くあります。また、海外赴任をしない場合であっても海外の取引先や関係会社とのやりとりが増えるので、英語が得意な方は語学を活かすチャンスが出てきます。

それでは富士フイルムの海外売上比率と地域別売上の状況を見てみましょう。

 

<富士フイルムの地域別売上高構成比>

富士フイルムの地域別売上高構成比

 

<富士フイルムの海外売上比率と地域別売上高>

決算期2019年3月期
日本1,006,536
米国463,394
欧州315,667
アジア・太平洋・中国他645,892
2,431,489
国内比率41.4%
海外比率58.6%

単位:百万円

富士フイルム有価証券報告書(2019年3月決算)を元に筆者作成

 

富士フイルムは海外での売上比率が50%を超えており、仕事で海外とかかわるチャンスも多い会社です。日本市場は今後の人口減少により縮小していくことが確実なため、海外で顧客を獲得しているのは大きな強みです。

 

富士フイルムの事業別の売上高、業績と事業内容【給料年収を上げるなら花形部門】

企業が行っている様々な事業を内容ごとに区分したものをセグメントと言います。就職活動、転職活動では企業を選ぶことも重要ですが、同様にその企業のどのセグメントで働くことになるかも非常に大切です。昨今では企業は生き残りをかけて不採算事業の整理・売却を行うことも珍しくありません。不採算事業で働いている場合、給与水準が下がるということや、気が付いたら別の会社に売却されていた、などという笑えない事態も起こりえます。

 

富士フイルムでは以下の3つのセグメントで事業を展開しています。

・イメージングソリューション

・ヘルスケア&マテリアルズソリューション

・ドキュメントソリューション

 

セグメントごとの売上高と営業利益は以下のようになっています。

 

<富士フイルムのセグメント別売上高と営業利益>

富士フイルムのセグメント別売上高と営業利益

 

それではここからは、各セグメントごとの事業内容、業績について見ていきましょう。

 

イメージングソリューションの売上、業績と事業内容

<主要製品>

カラーフィルム、デジタルカメラ、インスタントフォトシステム、光学デバイス

 

<主な製品ブランド>

・ミラーレスデジタルカメラ「Xシリーズ」

・インスタントカメラ「チェキ」

19年度は世界100か国以上で年間1000万台近くを販売

 

<主要会社>

富士フイルム、富士フイルムオプティクス、富士フイルムイメージングシステムズ(販売)

 

<業績情報>

決算期2018年3月期2019年3月期
売上高385,276389,074
営業利益55,78751,128
営業利益率14.5%13.1%
従業員数(人)7,7337,219
売上高構成比15.8%16.0%
従業員数構成比9.9%10.0%
一人当たり売上高49.853.9
一人当たり営業利益7.27.1

単位:百万円

 

<競合他社>

キヤノン、ニコン、ソニー、パナソニック、オリンパス

イメージングソリューション事業は各セグメントの中で1人あたり営業利益が高い優良事業です。最近ではインスタントポラロイドカメラのチェキが海外で大成功しており、スマホカメラの便利さとはまた違った価値をユーザーに提供しています。

 

ヘルスケア&マテリアルズソリューションの売上、業績と事業内容

<主要製品>

メディカルシステム機材、化粧品・サプリメント、医薬品、再生医療製品、ディスプレイ材料、記録メディア等

 

<主要会社>

富士フイルム、富士フイルム富山化学(生産)、富士フイルム和光純薬(生産)、富士フイルムメディカル(販売)

 

<業績情報>

決算期2018年3月期2019年3月期
売上高1,003,5421,040,525
営業利益91,37797,579
営業利益率9.1%9.4%
従業員数(人)23,66623,830
売上高構成比41.2%42.8%
従業員数構成比30.4%32.9%
一人当たり売上高42.443.7
一人当たり営業利益3.94.1

単位:百万円

 

他のセグメント(イメージングソリューション、ドキュメントソリューション)が今後の市場拡大が見込みにくい中で、富士フイルムの成長事業と位置づけられているのがヘルスケア事業です。日本に限らず世界的に長寿化が進むことは確実ですので、医療関係の市場規模拡大の波に乗れるかがポイントです。

 

ドキュメントソリューションの売上、業績と事業内容

<主要製品>

デジタル複合機、ドキュメントマネジメントソフトウェア及び関連ソリューション等

 

<主要会社>

富士ゼロックス、富士ゼロックス東京(販売)、富士ゼロックス大阪(販売)、富士ゼロックスマニュファクチュアリング(生産)

 

<業績情報>

決算期2018年3月期2019年3月期
売上高1,055,6261,014,786
営業利益8,41496,366
営業利益率0.8%9.5%
従業員数(人)44,42439,327
売上高構成比43.4%41.7%
従業員数構成比57.1%54.4%
一人当たり売上高23.825.8
一人当たり営業利益0.22.5

単位:百万円

 

<競合他社>

キヤノン、リコー、京セラ、コニカミノルタ

ドキュメントソリューション事業では、世界的なペーパーレスの流れによる逆風が吹いています。今後も新興国では一定の伸びがあることが想定されますが、先進国では取り換え需要が主になってきますし、タブレット端末なども普及する中、紙の使用量は減っていくことが考えられます。

 

富士フイルムの積極的なM&A戦略の歴史

富士フイルムはフイルム事業の縮小ととも様々な成長分野への投資、M&Aを行い、事業構造の転換を進めてきました。これまでに富士フイルムが行った主なM&Aは以下の通りです。

 

2019年8月/デンマーク/ヘルスケア&マテリアルズ ソリューション

米バイオ医薬品大手バイオジェン社の製造子会社を買収

 

2019年5月/ドイツ/ヘルスケア&マテリアルズ ソリューション

ドイツ内視鏡処置具メーカー medwork(メドワーク)社を買収し、内視鏡用処置具事業に本格参入

 

2018年6月/アメリカ・日本/ヘルスケア&マテリアルズ ソリューション

再生医療のリーディングカンパニー「Irvine Scientific Sales Company」「アイエスジャパン」を買収

 

2017年4月/日本/ヘルスケア&マテリアルズ ソリューション

富士フイルムは、臨床検査、化成品、試薬事業を展開する総合試薬メーカーで武田薬品グループの子会社であった和光純薬工業を株式公開買付により約1547億円で買収。

 

2015年10月/アメリカ/ヘルスケア&マテリアルズ ソリューション

米国の高純度溶剤製造・販売会社Ultra Pure Solutions, Inc.を買収

 

2015年5月/アメリカ/ヘルスケア&マテリアルズ ソリューション

米国医療ITシステムメーカー TeraMedica(テラメディカ)社を買収

 

2015年5月/アメリカ/ヘルスケア&マテリアルズ ソリューション

iPS細胞の開発・製造のリーディングカンパニー 米国 Cellular Dynamics International, Inc. 株式公開買付け成立

 

2014年12月/アメリカ/ヘルスケア&マテリアルズ ソリューション

米国バイオ医薬品受託製造会社の買収「FUJIFILM Diosynth Biotechnologies Texas, LLC」として始動

 

2014年12月/日本/ヘルスケア&マテリアルズ ソリューション

ジャパン・ティッシュ・エンジニアリング社の新株予約権の行使完了

 

2012年10月/オーストラリア/ドキュメントソリューション

オーストラリア最大のビジネスサービスプロバイダー Salmat Limitedのビジネスプロセスアウトソーシング事業を買収

 

2012年6月/トルコ/イメージングソリューションヘルスケア&マテリアルズ ソリューション

イメージング製品、メディカル製品、グラフィック製品の販売代理店であるトルコのFilmat Dis Ticaret A.S.を買収

 

2012年3月/アメリカ/ヘルスケア&マテリアルズ ソリューション

超音波診断装置大手SonoSite, Inc.を買収

 

2012年2月/日本/ヘルスケア&マテリアルズ ソリューション

システム計画研究所と、その生体情報システム事業を買収

 

2011年2月/トルコ/ヘルスケア&マテリアルズ ソリューション

トルコの内視鏡製品の販売代理店であるFILMED TIBBI CIHAZLAR PAZARLAMA VE TICARET A.S.を買収

 

2011年2月/イギリス/ヘルスケア&マテリアルズ ソリューション

バイオ医薬品の受託製造会社であるイギリスのMSD Biologics (UK) Limited社、およびアメリカのDiosynth RTP Inc. 社を子会社化

 

2010年7月/オーストラリア/ドキュメントソリューション

富士ゼロックスオーストラリアがオーストラリアのマネージド・プリント・サービスプロバイダーUpstream Print Solutions社を買収

 

2009年3月/日本/ヘルスケア&マテリアルズ ソリューション

内視鏡製品の国内販売会社であるフジノン東芝ESシステム(株)を完全子会社化

 

2008年12月/日本/ヘルスケア&マテリアルズ ソリューション

創薬系バイオベンチャー(株)ペルセウスプロテオミクスを子会社化

 

2008年12月/ロシア/ヘルスケア&マテリアルズ ソリューション、イメージングソリューション
丸紅からロシアのメディカルおよびイメージング製品の販売代理店であるZAO “FUJIFILM-RU”を買収

 

2008年11月/アメリカ/ヘルスケア&マテリアルズ ソリューション

米国の放射線情報システムメーカーEmpiric社を買収

 

2008年3月/日本/ヘルスケア&マテリアルズ ソリューション

「インフルエンザ治療薬」、「アルツハイマー病治療薬」等の有力なパイプラインを保有する富山化学の公開買付を実施

 

2008年1月/ドイツ/イメージングソリューション

ドイツのオンラインフォトサービスのシステム開発会社IP Labs GmbHを買収

 

2007年5月/日本/ヘルスケア&マテリアルズ ソリューション

住商情報システム(株)より内視鏡・超音波・病理の各部門システム事業を譲受

 

2006年12月/アメリカ/ヘルスケア&マテリアルズ ソリューション

循環器部門向け医療画像情報システムメーカーである米国 Problem Solving Concepts, Inc.を買収

 

2006年10月/オーストラリア/ヘルスケア&マテリアルズ ソリューション

オーストラリア・ニュージーランドの印刷システム事業の販売代理店、Graphic Systems Australasia Pty Ltd.の印刷製版機材の販売及び技術サポート関連事業を買収

 

2006年10月/日本/ヘルスケア&マテリアルズ ソリューション

第一ラジオアイソトープ研究所(現 富士フイルムRIファーマ)を買収

 

2006年7月/アメリカ/ヘルスケア&マテリアルズ ソリューション

産業用インクジェットプリンター用ヘッドのトップメーカー米国Dimatix社を買収

 

2006年3月/フランス/ヘルスケア&マテリアルズ ソリューション

フランスの医療用機器販売会社TSR HOLDING S.A.と、医療用機器サービス・メンテナンス会社FUJI MEDICAL SYSTEMES FRANCE S.A.(現 FUJIFILM Medical Systems France S. A.)を買収

 

2006年1月/日本/イメージングソリューション

三協化学(株)(現 富士フイルムファインケミカルズ(株))を完全子会社化

 

2005年11月/アメリカ/ヘルスケア&マテリアルズ ソリューション

米国の半導体用CMPスラリーの開発・製造会社、Planar Solutions, LLC.の米国Arch Chemicals, Inc.の出資持分(持分比率50%)を取得

 

2005年6月/日本/ヘルスケア&マテリアルズ ソリューション

液晶パネル用偏光板メーカー、サンリッツの株式を追加取得し、出資比率を約30%に拡大

 

2005年2月/イギリス/ヘルスケア&マテリアルズ ソリューション

スクリーン印刷・パッケージ印刷用インクや産業用インクジェット用インクのビジネスを展開するSericolグループの英国持株会社Sericol Group Limited(現 FUJIFILM Sericol Limited)を買収

 

2004年11月/アメリカ/ヘルスケア&マテリアルズ ソリューション

米国Arch Chemicals, Inc.より、同社Microelectronic Materials部門と同社所有の富士フイルムアーチ(現 富士フイルムエレクトロニクスマテリアルズ)の株式全数を買収

 

2004年4月/オーストラリア/ヘルスケア&マテリアルズ ソリューション

オーストラリア及びニュージーランドの販売代理店であるHanimex Australasia Pty Ltd.(現 FUJIFILM Holdings Australasia Pty Ltd.)を買収

 

就職・転職先としての事業内容、業種の選び方【高年収、低離職率が多い企業群】

富士フイルムの事業内容を紹介したところで、就職転職先として会社を選ぶときはどのような業種を選ぶのが良いかについて解説をしたいと思います。

 

参入障壁の大きさ(規制産業、資本集約型産業がおすすめ)

法律等の規制で決められた会社しかそのビジネスに参入できなかったり、ビジネスの参入に多大なコストがかかるので結果的に新規参入が少ない業種は、利益を高い水準でかつ継続的に保つことができます。一方で、新規参入が容易な業種は、つぎつぎに新しい会社が参入してくるため価格競争もしれつで、利益の確保が難しくなりがちです。そのため、就職先としては参入が難しい事業を選ぶべきです。

 

<参入障壁が大きい>

・銀行、証券

・エネルギー(電気、ガス、原油など)

・鉄鋼 など

 

<新規参入が容易>

・IT

・外食

・小売り

 

技術革新の速さ

技術革新の早い業界(例えば、テクロノジー、金融など)は最先端のことをやっているようで一見魅力的ではありますが、自分が働く会社としてみたときにはかならずしも良い会社とは言えません。製品が2年で陳腐化する業界では、今時点で業界トップの会社も2年後にはどうなっているかわかりません。その点、製品のライフサイクルが長い業界(例えば、食品、日用品)では、人気製品を持っている会社は長期にわたり、業界の中での優位性を保つことができます。

技術革新の早い業界で働きたい場合には、その時最先端の商品群を保有している会社を選ぶというよりかは、開発力(新しく、かつ、人気の製品を継続的に生み出す仕組み)を持った会社を選ぶという観点で会社を選ぶべきです。

 

景気変動による業績への影響【リストラリスクを低減】

転職がそれほど特別視されない世の中に徐々になってきていますが、転職は社内での人脈やノウハウを0から積み上げなおさなければいけなかったり、ボーナスや退職金などでもマイナスに働くケースが多いです。そのため、転職活動では絶対とは言えませんが中長期的に働ける環境を狙っていくことをおすすめします。(もちろん結果的に短期離職なることもありますがあくまで考え方としてです。)

そのように考えると会社での生活は数十年という長い期間になることが想定されます。それだけ長い期間を務めていれば景気が上向きなときも下向きな時もあります。しかし、業種を適切に選んで就職・転職をしていくことで景気変動による影響を最小限に抑えることができます。サラリーマンは基本的に固定賃金の仕事なので、景気が良いからと言って大幅な昇給は見込めないので、景気が悪いときにどれだけダメージを小さく済ませることができるかが重要だと私は考えています。

 

<景気変動の影響を受けやすい業種>

・鉄鋼、化学など素材系の業種

・工作機器、などの設備投資関連の業種

・半導体などの価格変動が大きい業種

・銀行、証券などの金融関連

・就職や転職斡旋などの人材会社

 

<景気変動の影響を受けにくい業種>

・食品、日用品、医薬品など、日々の生活に欠かせない製品を扱う業種

・電力、ガス、通信、鉄道、などの社会インフラ

 

景気変動の影響を受けにくい業種は、人が生きていったり生活をする上で欠かせない製品やサービスを取り扱っています。そのため、景気が悪化したとしても需要は大きく落ち込まないため、業績に安定感があります。また、大きな技術革新も生まれにくい業種なので、人気のある製品やサービスがあれば継続して売上や利益を獲得することができるので、就職転職先企業としてはメリットが大きい企業群になります。

 

ホワイト企業ブラック企業判定(リストラ、残業時間)

ホワイト企業ブラック企業判定(リストラ、残業時間)

富士フイルムは従業員にとっての働きやすさはどうなのでしょうか。実際に入社をしてみないとわからない部分は多くありますが、最近では長時間労働や過労死などに対する社会の問題意識が高まっているため、ホワイト企業としてのイメージ作りに力を入れて採用力の強化や離職率の低下を狙う企業も増えています。

就職先や転職先となる企業が従業員にとって働きやすいホワイト企業か、長時間労働やサービス残業が蔓延するブラック企業かを判定するには、従業員の離職率や勤続年数を調べる以外にも、厚生労働省が一定の基準を満たした企業に対して認定するくるみん、プラチナくるみん、ホワイト500(健康経営優良法人)などの認定状況を調べることが有効です。

 

参考:【厚生労働省HP】くるみん・プラチナくるみんマークについて

参考:【経済産業省HP】健康経営優良法人認定制度

 

また、働き方改革への取り組み状況や過去のリストラ、過労死、労働訴訟などの事例を調べることもその企業が従業員を大切に扱っている会社かどうかを知る上では役に立ちます。

 

くるみん・・・富士フイルムは認定あり◎

くるみんとは、仕事と子育ての両立支援への取り組み状況を厚生労働省が認定する制度で、政府の働き方改革への取り組み要請を受けて認定を受けようとする企業が増えています。くるみんを取得している企業は従業員の健康や幸福に対して積極的な取り組みをするホワイト企業である可能性が高いと推測できます。

富士フイルムは2007年、2014年の計2回、くるみんの認定を受けています。

 

参考:くるみんの認定基準(一部抜粋)

<全般的事項>

・雇用環境の整備について、2年間~5年間の行動計画を策定、実施し、計画に定めた目標を達成すること

・法及び法に基づく命令その他関係法令に違反する重大な事実がないこと

 

<残業時間・長時間労働の是正について>

・フルタイムの労働者等の法定時間外・法定休日労働時間の平均が各月45時間未満であること
・月平均の法定時間外労働60時間以上の労働者がいないこと

・次の①から③までのいずれかを実施していること

①所定外労働の削減のための措置

②年次有給休暇の取得の促進のための措置

③短時間正社員制度、在宅勤務、テレワークその他の働き方の見直しに資する多様な労働条件の整備のための措置

 

<育休制度について>

・計画期間内の女性従業員の育児休業取得率が75%以上であること

・男性の育児休業等取得について、次の①又は②を満たすこと

①計画期間において、男性労働者のうち、配偶者が出産した男性労働者に対する育児休業等を取得した者の割合が7%以上であること

②計画期間において、男性労働者のうち、配偶者が出産した男性労働者に対する育児休業等を取得した者及び育児休業等に類似した企業独自の休暇制度を利用した者の割合が15%以上であり、かつ、育児休業等をした者の数が1人以上いること

・3歳から小学校就学前の子を育てる労働者について、「育児休業に関する制度、所定外労働の制限に関する制度、所定労働時間の短縮措置又は始業時刻変更等の措置に準ずる制度」を講じている

 

プラチナくるみん・・・富士フイルムは認定なし✖

プラチナくるみんは、くるみん認定を受けた企業がさらに高い水準の取り組みを行い、仕事と子育ての両立支援制度の導入や利用が進んでいる企業が認定されるものです。プラチナくるみんの認定を受けている企業は長時間労働の対策や子育て支援を行っていることが認められているため、長期間腰を据えて働ける企業である可能性が高いです。

残念ながら富士フイルムはプラチナくるみんの認定は受けていません。

 

参考:プラチナくるみんの認定基準(一部抜粋)

<全般的事項>

・雇用環境の整備について、2年間~5年間の行動計画を策定、実施し、計画に定めた目標を達成すること

・法および法に基づく命令その他関係法令に違反する重大な事実がないこと

 

<残業時間・長時間労働の是正について>

・フルタイムの労働者等の法定時間外・法定休日労働時間の平均が各月45時間未満であること
・月平均の法定時間外労働60時間以上の労働者がいないこと

・次の①から③までの全てに取り組み、かつ、①又は②について定量的な目標を定めて実施、達成していること

①所定外労働の削減のための措置

②年次有給休暇の取得の促進のための措置

③短時間正社員制度、在宅勤務、テレワークその他の働き方の見直しに資する多様な労働条件の整備のための措置

 

<育休制度について>

・女性労働者の育児休業等取得率が75%以上であること

・男性の育児休業等取得について、次の①又は②を満たすこと

①配偶者が出産した男性労働者のうち育児休業等を取得した者の割合が13%以上

② 配偶者が出産した男性労働者のうち育児休業等を取得した者及び育児休業等に類似した企業独自の休暇制度を利用した者の割合が30%以上、かつ、育児休業等を取得した者が1人以上いること。

・3歳から小学校就学前の子を育てる労働者について、「育児休業に関する制度、所定外労働の制限に関する制度、所定労働時間の短縮措置又は始業時刻変更等の措置に準ずる制度」を講じている

 

ホワイト500・・・富士フイルムは認定あり◎

ホワイト500とは、経済産業省と日本健康会議が認定する「健康経営優良法人」のうち大規模法人部門の愛称で、従業員の健康に対する取り組みで高い水準にある大規模法人が選ばれます。

富士フイルムはこのホワイト500に2019年に認定されています。

 

富士フイルムの働き方改革への取り組み

厚生労働省が運営している「働き方・休み方改善ポータルサイト」では企業の働き方改革への取り組み事例を検索することができます。共働きが増える現代においては、働き方改革を進めていくことが少子化への重要な施策になることから、政府も長時間労働の抑制やフレックスタイム・テレワークの導入、育休制度などを充実させるよう企業に働きかけを行っています。

入社を検討している場合や、応募を検討している場合、「働き方・休み方改善ポータルサイト」で、該当の企業の取り組み事例が紹介されているか調べてみると良いでしょう。

 

<【厚生労働省】働き方・休み方改善ポータルサイト>

働き方・休み方改善ポータルサイト
働き方・休み方改善ポータルサイトは、企業や労働者が指標を活用して「働き方」や「休み方」を自己診断することにより、自らの「働き方」や「休み方」を見える化し、時間外労働の削減や年次有給休暇の取得促進を図ることを目的としたサイトです。

 

2019年12月現在、残念ながら富士フイルムの取り組み事例は掲載されていません。

 

富士フイルムのリストラ、過労死、労災など【ブラック企業は離職率も高い】

リストラ、過労死、労災など、その会社で働く人にどのような問題が起きたかは大々的に報道されることは少なく、時間が経つにつれ風化されていきますが、こういった耳障りの悪い情報程よく調べておく必要があります。会社の風土は大企業であればあるほど変わるのは難しく、過去に起きた問題は高確率で再発し、その被害者はあなたになるかもしれません。

 

富士フイルムについて確認できている過去の労働問題は以下の通りです。

年月区分内容
2005年リストラカメラのデジタル化への影響により写真事業の業績が低迷し、同事業に関わる人員約5000名を削減。
2009年リストラ2008年末におきたリーマンショックの影響によって業績が低迷し、間接部門や研究開発部門などの人員約5000人を削減。

 

富士フイルムの歴代社長の経歴【出世コースが判明】

就職先、転職先の企業で働いていくなかで昇進や出世を目指している場合は、その会社の社長の経歴も重要なチェックポイントの一つになります。会社の社長になる人の経歴には大きく分けて4つのパターンがあります。

 

<社長の経歴の代表的パターン>

①同族会社で創業者やその親族が社長になるケース

②親会社出身の人が社長になるケース

③ヘッドハンティングで他社の社長経験者がなるケース

④新卒や中途入社の人が内部昇格して社長になるケース

 

①~③のパターンの会社では昇進や出世の難易度が高く(場合によってはノーチャンス)なりますが、④のパターンでは自分の努力次第で会社役員へのチャンスも開けています。もちろん会社での昇進は運の要素も大きいですが、自分にもチャンスがあるのか、或いは全くないのか、の違いは働くときのモチベーションにもつながると思います。富士フイルムの社長の経歴は以下のようになっています。

 

古森 重隆(2016年6月~現在)

生年月日 1939年9月生まれ

1963年 東京大学経済学部卒

1963年 富士フイルム入社

2000年 富士フイルム代表取締役社長

2012年 富士フイルム代表取締役会長

 

助野 健児(2016年6月~現在)

生年月日 1954年10月生まれ

1977年 京都大学法学部卒

1977年 富士フイルム入社

2012年 富士フイルム取締役

2016年 富士フイルム代表取締役社長

 

富士フイルムの転職口コミサイトでの評判【年収や離職率の実態】

就職先、転職先を選ぶ際には求人票や企業サイトの採用情報だけを情報ソースにするのは危険です。これらは企業が優秀な人材を引き付けるために書いたいわば「広告」であり、その企業で働くメリットが強調して掛かれており、一方でデメリットは書かれていないか控え目な書かれ方をします。

就職、転職前にその企業の実態を把握するためには実際にその企業で働く人の口コミ、評判を見るのが大変参考になります。転職口コミサイトはその企業を退職した人や転職を希望する人が書いているので、必要以上にネガティブな情報も多いですが企業の実態を掴むのには大変役に立ちます。

 

<富士フイルムの評判は下記の転職口コミサイトから検索>

転職会議 企業の口コミ・評判・求人が豊富な転職サイト

カイシャの評判 日本最大級の口コミサイト

OpenWork「働く」のすべてを、オープンに(旧Vorkers

キャリコネ 転職希望者の信頼度が高い口コミサイト

 

<転職口コミサイトの比較>

転職口コミサイトの比較を別記事でまとめていますのであわせてご覧ください。

転職口コミサイトの比較と信憑性 | おすすめサイトの評判は?
転職口コミサイトの比較。転職活動に欠かせない転職口コミサイトですが、多数のサイトの中から評判と信憑性の高いおすすめの転職口コミサイトを比較しながらご紹介します。転職は重要な決断なので評判の高い転職口コミサイトで情報収集を行いましょう。

 

富士フイルムの格付け【財務内容が良ければ給料年収も上がる!?】

格付けとは格付け会社と呼ばれる会社がその会社の信用力を評価してランク付けをしたもののことを言います。信用力とはその会社が債券を発行してお金を借りた場合に、そのお金をきちんと返せるかどうかのことを言います。つまり、格付けが高い会社は財務内容が良好で経営状態が安定していると見ることができます。

国内の代表的な格付け機関である格付投資情報センター(R&I)の発行体格付けで富士フイルムの格付けを見てみましょう。

 

<企業ごとの発行体格付け>

AAA
AA富士フイルム、三井物産、ホンダ、信越化学工業、キヤノン、三菱電機、KDDI、東日本旅客鉄道、日立製作所、旭化成、味の素、アステラス製薬
Aパナソニック、オリックス、日本航空、イオン、野村證券、いすゞ自動車
BBBアコム、商船三井、古川電気工業、沖電気工業
BBシャープ、アイフル、日本板硝子
B
CCC
CC
D

201912月時点

 

<参考:格付け定義>

AAA信用力は最も高く、多くの優れた要素がある。
AA信用力は極めて高く、優れた要素がある。
A信用力は高く、部分的に優れた要素がある。
BBB信用力は十分であるが、将来環境が大きく変化する場合、注意すべき要素がある。
BB信用力は当面問題ないが、将来環境が変化する場合、十分注意すべき要素がある。
B信用力に問題があり、絶えず注意すべき要素がある。
CCC信用力に重大な問題があり、金融債務が不履行に陥る懸念が強い。
CC発行体のすべての金融債務が不履行に陥る懸念が強い。
D発行体のすべての金融債務が不履行に陥っているとR&Iが判断する格付。

出典:【格付投資情報センターHP】格付け一覧

 

富士フイルムの歴史と沿革、ニュース

年月内容
1934年創業
2001年富士ゼロックスの発行済株式の25%を追加取得、連結子会社化
2006年富士写真フイルム株式会社を富士フイルムホールディングス株式会社に商号を変更して持株会社制に移行。富士写真フイルム株式会社の事業を引き継ぐ事業会社として富士フイルム株式会社を新設。
2017年和光純薬工業を株式公開買付(TOB)により連結子会社化
2019年8月米バイオ医薬品大手バイオジェンの製造系子会社、バイオジェン・デンマーク・マニュファクチャリングを約9億ドルで買収。
2019年8月男性用化粧品への参入を発表。30代から50代をターゲットにアンチエイジング化粧品「アスタリフト メン」シリーズを11月から販売開始予定。
2019年12月日立製作所の画像診断機器事業を約1,700億円で買収する見込みと発表
2020年1月米ゼロックスとの事務機器に係る販売提携を2021年3月末で打ち切ると発表。富士フイルムとしては、「ゼロックス」ブランドが使えなくなる一方で、ブランド使用料年100億円あまりのコスト削減になる見込み。
2020年2月普通社債1500億円(3年物1000億円、5年物500奥苑)を発行し、短期借入金の返済等に充てる。

 

富士フイルムの就職・転職、採用情報

新卒採用情報

<新卒初任給>

学部卒 235,000円

修士了 263,600円

博士了 288,300円

 

<賞与>

年2回(7月、12月)

 

<昇給>

年1回(6月)

 

<採用コース>

①技術系

材料開発、機器開発、ソフトウェア開発、生産技術・製造技術 等のフィールド

②事務系

国内外の営業戦略立案やセールス活動、企画・マーケティング、本社スタッフ(経営企画、経理、財務、法務、知的財産、人事、資材調達、総務など)、工場・研究所スタッフ 等のフィールド

 

<選考過程>

・エントリーシート提出

・書類選考、WEB適性検査

・面接2~3回

・内々定

 

<採用実績>

技術系 48名

事務系 56名

※2019年度予定

 

富士フイルムの企業研究に使える書籍

企業研究にはこちらの書籍をどうぞ。

 

まとめ 富士フイルムの離職率、リストラ情報【ホワイト企業度と就職転職の評判】

ここまで富士フイルムの年収、離職率、ホワイト企業度をはじめとする企業研究について書いてきました。本記事を参考に企業研究を進めていただき、一人でも多くの方が就職活動、転職活動により理想のキャリア、年収を獲得していただけることをお祈りしています。

 

最後までご覧いただき、ありがとうございました。他の記事でも有益情報を発信していますので、ぜひ覗いてみてください。

 

関連コンテンツ

Mochitake Blog モチタケブログ
タイトルとURLをコピーしました