年金定期便の住所変更手続きの方法をFPが解説【2019年版】

本記事では引越し等で住所が変わった場合の年金定期便の住所変更手続きについてファイナンシャルプランナー(FP)の最上位資格であるCFP保有の筆者が解説します。

年金定期便の住所変更手続きの方法をFPが解説【2019年版】

年金定期便の住所変更手続きの方法をFPが解説【2019年版】

年金定期便とは?年金記録は自分で確認しましょう

年金定期便とは国民年金や厚生年金の加入者に送付される書類で、これまでの年金の加入記録や将来受け取る年金額を確認することができる大切な書類です。年金の加入記録は「国や日本年金機構に任せておけば安心」というものではなく、過去には「消えた年金問題」などもあり加入記録が誤っているケースもあります。年金定期便は毎年確実に受け取って内容に誤りがないか確認をするようにしましょう。

 

 

年金定期便の住所変更手続きの方法

年金記録や将来の年金受給額が確認できる年金定期便ですが、引越しなどで住所が変更になった場合には正しく届け出をしておかないと、年金定期便が自宅に届かず受け取れないという事態になってしまいます。住所が変更になった場合には忘れないうちに早めに手続きを済ませるようにしましょう。住所変更の手続き方法ですが、変更する人の職業などによって申請・届け出先が異なりますので順番に解説をしていきます。

 

 

第一号被保険者(自営業、学生、フリーター、無職など)の住所変更手続き

第一号被保険者とは、20歳以上60歳未満の方で第二号被保険者、第三号被保険者に該当しない人のことをいいます。具体例をあげると、自営業者、農業・林業・漁業従事者とその家族や、学生、アルバイト、ニート、無職、フリーターの方などがここに該当します。

 

第一号被保険者の方が年金定期便の住所変更をする場合には、住所のある市区町村役場の国民年金窓口に住所変更の届出書類を提出します。具体的には、被保険者住所変更届と年金手帳を提出することになります。被保険者住所変更届は、市区町村役場においてありますので、持ち込みは不要です。

 

引越しをする場合には、市区町村役場で住民票の異動を行うと思いますが、年金関係の手続きは別の窓口になります。住民票の異動手続きだけでは、年金定期便の送付先は変更されませんので、忘れずに手続きをするようにしましょう。

 

 

<第一号被保険者の住所変更手続き>

・届け出先:市区町村の国民年金窓口

・提出物:被保険者住所変更届、年金手帳

 

 

第二号被保険者(サラリーマン、公務員など)の住所変更続き

第二号被保険者とは厚生年金や共済に加入している人のことをいいます。具体的には、会社員や公務員の方がここに該当します。

 

第二号被保険者の方が年金定期便の住所変更をする場合には、勤務先の会社や自治体に住所変更の届け出を提出します。所属組織の人事担当部門が手続きを担当しているはずですので、その指示に従って必要書類を提出すれば住所変更手続きは完了します。

 

 

 <第二号被保険者の住所変更手続き>

・届け出先:勤務先の会社や自治体の人事担当部門

・提出物:人事担当部門の指示に従う

 

 

第三号被保険者(専業主婦、パートなど)の住所変更手続き

第三号被保険者とは第二号被保険者の被扶養配偶者のことをいいます。わかりやすく言うと会社員や公務員の方の扶養に入っている配偶者になりますので、専業主婦・主夫の方はここに該当します。

 

第三号被保険者が年金定期便の住所変更手続きをする場合には、配偶者の勤務先に住所変更の届け出を行います。第二号被保険者の場合と同じく、配偶者の所属組織の人事担当部門が手続きを担当しているはずですので、その指示に従って必要書類を提出すれば住所変更手続きは完了します。

 

 

  <第三号被保険者の住所変更手続き>

・届け出先:配偶者の勤務先の会社や自治体の人事担当部門

・提出物:人事担当部門の指示に従う

 

 

住所変更はいつ反映されるのか

年金定期便に係る住所変更手続きを行った場合、変更はどれくらいで反映されるのでしょうか。

 

年金定期便は毎年、加入者の誕生日月に届くようになっていますが、年金定期便が作成されるのは加入者の誕生日月の2か月前となっています。つまり、誕生日月から2か月前の期間に引っ越しをした場合、引越し先の住所に年金定期便が届かない可能性が高くなります。その場合は郵便局の転居・転送サービスを利用するのが良いでしょう。

 

 

郵便局の転居・転送サービスをしておこう

年金定期便が届くときは郵便局の郵便で届くことになっています。そのため、年金定期便が届くことになっている誕生日月前の2~3か月間で引っ越しをした場合は、忘れずに郵便局で転居・転送サービスを申し込んでおきましょう。郵便局で転居・転送サービスを申し込んでおくと、届け出日から1年間、引越し前の住所宛に出された郵便を新しい住所に届けてもらうことができます。これで引越しをした場合でも確実に年金定期便を受け取ることができます。

 

郵便局の転居・転送サービスは郵便局の窓口でもできますが、インターネットでの手続きが簡単で便利です。

 

<郵便局>転居・転送サービス

 

 

年金定期便が届かない場合

年金定期便が届かない場合の対処法については別記事でも解説していますのであわせてご参照ください。

 

 

 年金定期便の住所変更手続きのまとめ

年金定期便は将来年金がどれだけ貰えるかを確認する大切な書類です。年金保険料は給料から天引きされているのであまり実感はないかもしれませんが、毎年かなりの金額を納めています。納めた年金保険料が無駄にならないように、保険記録が正しく・確実に行われているかを確認して、自分の老後の収入源を自分で守るようにしましょう。