SUMMIT

転職サラリーマンKenのビジネス&マネーブログ

年金定期便届かない!届かない原因や再発行の方法を解説【2019年版】

社会人であればすでに何度か受け取っているであろうねんきん定期便。毎回、ご自身の年金加入状況をきちんと確認しているでしょうか。

年金定期便と消えた年金問題

ねんきん定期便が届かない!届かない原因や再発行の場合の方法を解説【2019年版】

ねんきん定期便は毎年1回、誕生月に日本年金機構から送られてくる書類で、国民年金や厚生年金保険の加入状況が確認できる大切な書類です。

 

 

ねんきん定期便送付の背景は「消えた年金問題」

2007年に持ち主不明の年金記録が約5000万件もあったことがわかり、大きな社会問題となった年金記録問題。あなたの年金は大丈夫だったでしょうか。年金記録問題の根本的な原因は、管理元である社保庁にあると言わざるを得ませんが、この問題は下記のような原因を背景に起きました。

 

・紙で記録されていた年金記録をコンピュータに転記する際に誤りが起きた

・結婚して姓が変わった

・複数通りの読み方ができる名前

・転職時の手続きが適正に行われていなかった

 

問題発覚後、消えた年金について調査が進められ多くの年金記録について持ち主が判明しましたが、いまだになんと約2000万件もの年金記録が持ち主不明となっています。この年金記録問題を受け、社会保険庁だけでなく加入者一人ひとりが年金の加入状況を確認できる体制を作るため、2009年4月からねんきん定期便の送付が開始されました。

 

 

ねんきん定期便はだれに送付される?

年金の加入状況を通知するねんきん定期便ですが、送付対象となるのは以下の方々となっています。

 

・国民年金の加入者(第1号被保険者、第3号被保険者)

日本では20歳以上60歳未満の人は国民年金への加入義務があるので、対象の年齢の方にはねんきん定期便が送付されることになります。具体的には、自営業をされている方や配偶者が会社員でその扶養に入っている専業主婦(専業主夫)などがここに該当します。

 

・厚生年金保険の加入者(第2号被保険者)

会社員や公務員の方は、国民年金に加え厚生年金保険にも加入することになっており、ねんきん定期便が送付されることになります。厚生年金保険への加入は、原則70歳までとなっています。

 

 

ねんきん定期便の種類

ねんきん定期便には、大きく分けて「毎年届くねんきん定期便」と「節目の年に届くねんきん定期便」の2種類があり、それぞれ届く頻度や時期、記載内容が異なっていますので順番に確認していきましょう。

 

①毎年届くねんきん定期便

毎年届くねんきん定期便は被保険者の誕生月にはがきで届き、記載内容は被保険者の年齢によってことなります。

 

<50歳未満の被保険者の場合>

・直近1年間の年金記録

・これまでの加入実績に応じた年金額

※50歳未満の被保険者に送付されるねんきん定期便に記載される年金額は、その時点までに納付した保険料に基づく受給見込み額です。そのため、ねんきん定期便が届いてからそれ以降も働いていくことで年金受給額を増やすことができます。

 

<50歳以上の被保険者の場合>

・直近1年間の年金記録

・年金見込み額(現時点の年収水準で60歳まで働いたと仮定した見込み額)

※年金見込み額は現時点の年収水準が続くと仮定して算出した額のため、役職定年や再雇用で年収が下がった場合、年金の受給額が少なくなる可能性があります。 

 

 

②節目の年に届くねんきん定期便

節目の年に届くねんきん定期便は被保険者の節目と節目となる年齢(35歳、45歳、59歳)の誕生月に封書で届き、それぞれ以下の内容が記載されています。節目の年に届くものなので毎年届くねんきん定期便よりも詳細な内容が記載されています。

 

<35歳の被保険者の場合>

・全期間の年金記録

・これまでの加入実績に応じた年金額

 

<45歳の被保険者の場合>

・全期間の年金記録

・これまでの加入実績に応じた年金額

 

<59歳の被保険者の場合>

・全期間の年金記録

・年金見込み額

 

 

「ねんきんネット」に登録すればいつでも加入状況が確認できる

「ねんきんネット」とは日本年金機構が運営しているWEBサービスで、登録することで24時間いつでもご自身の年金加入記録を確認することができるサービスです。加入状況の漏れ・誤りの確認や、将来受け取ることができる年金額を確認するため登録しておくことをおすすめします。登録の際には、ご自身の基礎年金番号(年金手帳や年金証書に記載されています。)を調べておくことが必要になります。

<ねんきんネット>公式サイトはこちら

 

 

年金記録に誤りが見つかったら

万が一、ねんきん定期便等を確認してご自身の年金記録に誤りが見つかった場合はお早めにお近くの年金事務所に相談をしましょう。近くに年金事務所がない場合には、電話による相談も受け付けてもらえます。年金事務所に相談する際には、ご自身の基礎年金番号が必要になりますので、年金手帳の原本や控えをご用意ください。

 

 

ねんきん定期便が届かない場合

ねんきん定期便は何も問題がなければご自身の誕生月に届きますが、何らかの原因によってねんきん定期便が届かないこともあるようです。

 

<ねんきん定期便が届かない原因の例>

・ねんきん定期便の発送直前に住所変更があったため旧住所に発送された

・住所変更の手続きが間に合わず発想が遅れている

・年金事務所で何らかのトラブルがあった

 

手元にねんきん定期便が届かない場合は、年金記録も正常に行われていないケースも考えられますので、加入している年金の区分によって下記の窓口に問い合わせをしてみてください。

 

<ねんきん定期便が届かない場合の問い合わせ先>

①国民年金第1号被保険者の方(自営業者など、国民年金に加入されている方)

→ 市役所、区役所、町村役場などの国民年金担当窓口

自営業者などの国民年金加入者の方の場合は、住所変更の届け出は加入者自身で行う必要があります。すでに住所変更の手続きが済んでいる方でも、ねんきん定期便が届かない場合には、市役所、区役所、町村役場などの国民年金担当窓口に問い合わせをしてみましょう。

 

②国民年金第2号被保険者の方(会社員など厚生年金に加入されている方)

→ 勤務している会社の人事関係の担当者

会社員などの厚生年金に加入されている方の場合は、住所変更の手続きは勤務している会社で行っています。そのためご自身の登録情報や住所変更の手続き状況などを勤務している会社の人事担当者に問い合わせをしましょう。

 

③国民年金第3号被保険者の方(会社員の配偶者など)

→ 配偶者が勤務している会社の人事関係の担当者

会社員などの厚生年金に加入されている方の配偶者の場合は、住所変更の手続きは配偶者が勤務している会社で行っています。配偶者の情報登録や住所変更の手続きは、勤務されている従業員の方が申請を失念しやすいため、こちらも会社の人事担当者に問い合わせをしてみると良いでしょう。

 

 

ねんきん定期便の再発行をしたい場合

ねんきん定期便は届いたが紛失してしまった場合には、再発行をすることも可能です。ねんきん定期便に関する問い合わせの専用電話番号がありますので、そこにねんきん定期便再発行の旨をお伝えいただくことで最新の年金加入記録を元に作成したねんきん定期便を作成、送付してもらうことが可能です。

ねんきん定期便・ねんきんネット専用番号はこちら

 

 

まとめ

若い方にとっては年金をもらうのはまだまだ先、と考えてしまいがちですが将来誰もがお世話になるのが年金制度です。2007年に消えた年金問題が起きたように、「国に任せておけば安心」という態度ではなく、自分の身は自分で守るためにご自身の加入状況を把握しておくことが重要です。そのための第一歩として次回届くねんきん定期便をきちんと確認するようにしましょう。