今回は「ソラノメ(soranome)の口コミ評判【料金、GPS精度、使い方は?】」ということで、2020年3月の発売以降、小さなお子さんを持つ両親が多く導入しているGPSサービスソラノメについて解説します。
世界では社会的に弱い立場にある子供が誘拐や暴行に合ってしまうことは実は珍しいことではなく、例えば先進国のアメリカなどでも子供が犯罪に巻き込まれないようにするため、13歳になるまで街を1人歩きすることなどが禁じられています。当然、アフリカや東南アジアなどの途上国では、更にひどい状況になっています。
意外に思うかもしれませんが、比較的治安が良いとされる日本でも毎年1万人前後の子供(13歳未満)が、暴行、わいせつ、誘拐といった犯罪被害に遭っているのが現状です。
出典:警視庁
地域の子供たちを守るために、警察やボランティアによるパトロールや、地域住民による見守り活動が行われていますが、子供を犯罪に巻き込まれないようにするためには必ずしも対策は十分ではありません。
最近では、キッズスマホやソラノメのようなGPS見守りサービスなど、便利なサービスが手軽な料金で使えるようになっていました。
このようなサービスをうまく使って、大切なお子さんの安全を守ってあげたいですね。
ソラノメ(soranome)の口コミ評判【料金、GPS精度、使い方は?】
ソラノメとは?
ソラノメは、学校や塾、習い事などで外出する子供の見守りができるサービスで、子供に専用の小型GPS端末を持たせることで、保護者がスマホアプリで子供の居場所を確認することができます。
ソラノメは子供を一人で外出させるのは不安だけど、「スマホはまだ早いかな?」「学校へのスマホの持ち込みは禁止されている」といった悩みを持つ保護者の方によく利用されています。
ソラノメの専用の小型GPS端末はおよそ5cm四方、重さ39gととても小さくて、バッテリーは1回の充電で約1週間持つので、日々の管理がとても簡単なのが選ばれている理由のようですね。
利用料金は、子供向けのスマホが[本体代金等の初期費用15,000円~30,000円程度+月額料金1,200円~2,000円程度]になっているのに対し、ソラノメは[初期費用17,820円+月額料金539円]で利用できるのでコスト面でも利用しやすいサービスになっています。
<ソラノメとキッズスマホの費用比較>
ソラノメ | キッズスマホ | |
初期費用 | 本体代金 14,520円 初期手数料 3,300円 | 本体代金 15,000円~30,000円程度 |
月額費用 | 539円 | 1300円~2000円程度 |
ソラノメの特徴 メリットデメリット
<ソラノメのメリットデメリット>
- ◎高精度なGPSで位置情報(docomoの4G/LTEと6種類のGNSSに対応)
- ◎本体がコンパクトで軽いので持ち運びが簡単
- ◎最大1週間持つ大容量バッテリーで、残量が減ると保護者のスマホに通知が届く
- ◎1台の端末を、最大3人のスマホでチェックできる
- ◎キッズスマホよりもお手軽な料金
- ◎SOSボタンで保護者へ通知
- ◎子供の移動履歴を直近30日間まで保存
- ◎現在地確認の料金が無料
- ◎スマホの学校持込は禁止されていることが多いが、ソラノメ(小型GPS端末)の持込を禁止する学校はほとんどない
- ✖初期費用、月額料金がかかる
- ✖電波が届きにくい場所がある
- ✖支払いはクレジットカードのみ
◎高精度なGPSで位置情報(docomo 4G/LTEと6種類のGNSSに対応)
ソラノメの通信方式は、NTT docomoの4G/LTEを採用しているため、日本全国で安定して高速通信が可能になっています。
また、衛星を使って位置情報を測定するシステム=GNSS(Global Navigation Satellite System / 全球測位衛星システム)は、GPS、GLONASS、Beido、Galileo、みちびき、A-GPSに対応していて、お子さんがどこにいても正確な位置測定が可能です。
<ソラノメの対応GNSS>
- GPS
- GLONASS
- Beido
- Galileo
- みちびき
- A-GPS
ソラノエに限らず、子供のGPS見守りサービスでは、通信環境と位置測定システムが機能の要ですので、必ずチェックするようにしましょう。
◎本体がコンパクトで軽いので持ち運びが簡単
ソラノメの本体端末のサイズは、5.1cm×5.1cm×1.5cm、39gと、非常にコンパクトなので、子供のカバンやランドセルに入れても、入っていることすら忘れるくらいの大きさです。
◎最大1週間持つ大容量バッテリーで、残量が減ると保護者のスマホに通知が届く
ソラノメのバッテリーは、1回の充電で最大1週間持つ大容量バッテリーになっていて、忙しい平日に充電ができなくても、土日に充電をしておけば一週間使い続けられます。
ソラノメ本体の充電は、子供自身で管理するのは難しいと思いますので、保護者の方が充電をすることになる家庭が多いと思いますが、保護者の充電の手間を最小限にしてくれるのはありがたいですね。
また、バッテリー残量が20%、または10%まで減った時に、保護者のスマホに通知が届く仕組みになっているので、うっかり充電忘れによって大事なときに子供の居場所が分からない、といったトラブルも回避することができます。
<ソラノメのバッテリー容量と充電方式>
- バッテリ容量:700mAh(1回の充電で最大1週間程度)
- 充電端子:MicroUSBケーブル
◎1台の端末を、最大3人のスマホでチェックできる
ソラノメは、GPS端末1台につき、最大3人のスマホで位置情報をチェックすることができます。
例えば、お子さんにソラノメの端末を持たせたら、お母さん、お父さん、おばあちゃんの3人のスマホで、お子さんの位置情報をチェックすることができます。
お母さんがスマホを確認できない時はお父さんがチェックしたり、両親がチェックできない時はおじいちゃんおばあちゃんにチェックをお願いするなど、柔軟な対応ができるようになっています。
◎キッズスマホよりもお手軽な料金
子供の外出時の防犯のためキッズスマホを検討されるご家庭も多いと思いますが、料金的にはソラノメよりも少し高めの設定になっています。
キッズスマホは機能が多い反面、子供がスマホで遊んでしまう、スマホをいじる時間が長くなる、といったリスクもありますね。
安い料金かつシンプルな見守り機能だけが欲しい方にはソラノメが向いていると思います。
<ソラノメとキッズスマホの費用比較>
ソラノメ | キッズスマホ | |
初期費用 | 本体代金 14,520円 初期手数料 3,300円 | 本体代金 15,000円~30,000円程度 |
月額費用 | 539円 | 1300円~2000円程度 |
※ソラノメの本体代金は分割払いも可能(24回分割払い605円×24回、総支払額14,520円)
◎SOSボタンで保護者へ通知
ソラノメには、子供が何かあった時に親に通知をすることができるSOSボタンが付いています。
具体的には、子供がソラノメ本体のSOSボタンを長押し、もしくは3回続けて押すと、保護者のスマートフォンに通知が届く仕組みになっています。
このSOSボタン機能は、他の見守りサービスには付いていないソラノメの独自機能になっています。
昨今では子供が犯罪に巻き込まれる事件も増えてきていますので、小さいお子さんの緊急事態がわかる仕組みを作っておくことは大切ですね。
✖電波が届きにくい場所がある
ソラノメの通信はdocomoの4G/LTEを使用しています。
これはスマホでも一般的に用いられている高速通信規格ですが、地下やトンネルの中などスマホの電波が悪くなるような場所では、ソラノメの位置情報も不安定になる可能性があります。
これらの場所は、お子さんが一人で移動するときにはあまり立ち寄らないとは思いますが、電波が届きにくいような場所には一人で行かないように、事前にお子さんと話し合っておくと良いかもしれません。
✖支払いはクレジットカードのみ
ソラノメの支払いはクレジットカード支払のみで、デビットカード、プリペイドカード、スマホ決済などには対応していません。
スマホを利用する世代の方は、クレジットカードを使われていると思いますので大丈夫だと思いますが、現金払い派の人は注意してください。
なお、主要クレジットカード会社のカードであればほとんどが支払いに対応しています。
<ソラノメで使えるクレジットカード会社>
- VISA(ビザ)
- MASTERCARD(マスターカード)
- JCB
- American Express(アメリカンエキスプレス)
- DINERS(ダイナーズクラブ)