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米国リート(REIT)のおすすめ銘柄ETF(1659)iシェアーズ【SBI証券の貸株を利用】

米国リート(REIT)のおすすめ銘柄ETF(1659)iシェアーズ【SBI証券の貸株を利用】

こんにちは、モチタケです。元大手金融機関勤務で、個人~上場企業の資産管理・経営管理を仕事にしつつ、自己資金でも株式・債券・投資信託・FX・仮想通貨などに投資をしています。

 

 

今回はリート(REIT)への投資を検討されている方向けに、おすすめ銘柄をご紹介します。

 

海外リート(REIT)のおすすめ銘柄ETF【SBI証券の貸株を利用】

【1659】iシェアーズ 米国リート ETF

私も実際にポートフォリオに組み込んでいるおすすめのリート銘柄が、「iシェアーズ 米国リート ETF」です。「【1659】iシェアーズ 米国リート ETF」は米国のリート市場に分散投資するインデックス型のETFです。米国市場に上場しているETF【USRT】iシェアーズ・コア米国REIT ETF(経費率0.08%)を実質的な投資対象とすることで、日本の証券会社で購入できる海外リート商品の中で圧倒的な低コストを実現しています。

 

< iシェアーズ 米国リート ETFの概要>

銘柄コード1659
名称iシェアーズ 米国リート ETF
最低取引金額約1700円
投資対象米国リート
連動対象指数FTSE Nareit Equity REITs インデックス(TTM 円建て)
純資産110億円
管理会社ブラックロックジャパン
平均売買代金約2500万円
信託報酬(税込)0.22%

 

<メリット>

・過去に高いパフォーマンスを出してきた

・投資対象が不動産でインフレに強い

・増税リスクに強い

・手数料が安い

・貸株金利が貰える

 

<デメリット>

・為替リスク

・やや低い流動性

 

では「iシェアーズ 米国リート ETF」のメリットデメリットについて解説していきます。

 

過去高いパフォーマンスを出してきた米国リート

【1659】iシェアーズ 米国リート ETFの実質的な投資対象である【USRT】iシェアーズ・コア米国REIT ETFは、米国のリートに幅広く分散投資するインデックスファンドです。不動産担保ローンに端を発したリーマンショック時には大きく下落したもののその後は右肩上がりの成長を続けてきました。

 

REITは単純な価格の推移だけを見るとパフォーマンスがいまいちな投資対象なのですが、分配金込のチャートにしてみると、そのパフォーマンスの良さがよくわかります。そもそもリートという資産クラスはキャピタルゲインではなく、インカムゲインを狙う投資対象なので、リートへの投資を検討する際には、必ず分配金込みのパフォーマンスを見ましょう。

 

リート(REIT)はインフレ抵抗力がおすすめポイント

実物資産である不動産に投資するリートは、インフレに強いという特性を持っています。

 

コロナショック以降、各国の中央銀行は大量のバラマキ政策によって経済を持ちなおそうとしています。世の中に出回る貨幣の量が増えれば、相対的に貨幣の価値は下がり、物の値段は上がります(インフレ)。このように今後は世界的にインフレがおきやすい経済状況が続くと思いますので、資産を貨幣で持つよりも実物資産で保有する優位性があると考えられます。

 

法人税が課されないリート【増税リスクの回避】

2020年11月にアメリカの大統領選挙が行われます。4年前の大統領選でサプライズでトランプ大統領が当選し、法人税の大幅な引き下げによって米国株式市場は右肩上がりの成長を続けました。

 

2020年の大統領選では、民主党候補のバイデン候補が有力視されていますが、バイデン大統領は富裕層優遇にあたる法人税の減税を元に戻そうとしています。法人税が増税になれば、将来の企業の純利益が確実に減少し、株価が下落することは明らかです。

 

一方で、リートは一般企業とは別の税制下にある投資体操であり。不動産から得た利益のほとんどを投資家に分配することで、実質的に法人税が課税されないこととされています。バイデン大統領が当選した後の増税リスクを考慮すると、資産の一定部分を株式からリートに移しておくことは、健全なリスク分散になり得ます。

 

リートの懸念材料である金利は当面低水準が予想される

リートの運用資金は投資家から集めた資金以外に、銀行からの借入によってもまかなわれています。借入をすると支払利息が発生しますが、コロナショックによりFRBは金利を長期にわたって低水準に維持しようとしていることから、今後もリートの金利負担は低水準が続くと予想されます。

 

リートの中でも割安な手数料【おすすめポイント】

iシェアーズ米国リートETFの優れているところは圧倒的なコストの安さです。海外のリート市場に投資する商品の中でトップの信託報酬の安さ(税込:0.22%)です。実際にiシェアーズ米国リートETFの決算短信でコストを調べてみると圧倒的なコストの安さであることがわかります。

 

<iシェアーズ米国リートETF 決算短信から抜粋>

期間19/2-19/819/8-20/2
投資信託受益証券7,619,346,935円11,172,120,276円
営業費用4,494,334円9,826,200円
コスト率0.0590%0.0880%

 

ETFなのでSBI証券で貸株金利が貰える

iシェアーズ米国リートETFは日本国内のETFなので、証券会社の貸株サービスにより金利を貰うことができます。20年6月時点でSBI証券で貸株サービスを実施した場合には、年0.1%相当の金利を受け取ることができます。この貸株金利によって、信託報酬等の手数料の大部分を相殺することができます。

 

為替リスク

iシェアーズ米国リートETFば米国のリートに投資するETFのため、ドル円の為替リスクが生じます。リーマンショック以降にドル円は急激な円高ドル安水準になり、為替リスクの怖さを実感した投資家は多いと思いますが、現在は主要先進国の金利が軒並み下がり、通貨間の金利差がほとんどなくなっているため、リーマンショック後のような急激な為替の変動は起らないと考えています。

 

<リーマンショックで急激な円高が起こった理由>

・リーマンショック前は主要国の中でも特に日本円の金利が低かったので、日本円で借り入れをして、日本円以外で運用する円キャリートレードが流行していた

・リーマンショックが起こると円キャリートレードの投資資金の一斉引き上げが起こり、投資先の外貨を円に戻す動きが起こり、円高が進行した

 

やや低い流動性【多額の資金投入には注意】

iシェアーズ米国リートETFは一日平均の売買代金が2500万円前後と、それほど取引が活発なETFではありません。まとまった量を一度に買おうとすると、自身の注文によって買値が吊り上がってしまうので、少額ずつ取引を行うのがおすすめです。

 

リートとは?

記事後半では、リートの概要について簡単に学んでおきましょう。

リート(REIT)とは、Real Estate Investment Trustの頭文字をとったものです。リートは投資法人と呼ばれる組織が、投資家から集めた資金や銀行などの借入金を使って不動産を取得して、その不動産を賃貸に出したり売却するなどして収益を稼ぎ、その収益を投資家に分配する仕組みのことを言います。リートに投資したい場合には、株のように証券会社を通じて証券取引所で売買することができます。

 

<リートの特徴とメリット>

・株などに投資する通常の投資信託は銀行借入は使わず、自己資金のみで運用するのに対し、投資信託は銀行借入を利用することで事業にレバレッジを効かせて投資効率を上げることができる(上場している株式会社と同じ)

・リートは、不動産の運用によって稼いだ利益のほとんどを投資家に分配することで、法人税が実質免除になる(株式会社は法人税が課税された後の残りを株主に配当する)

・不動産は実物を買おうとすると多額の資金が必要になるが、REITに投資することで小口でも不動産で運用することができる

 

日本のリートの歴史

日本でのリートの歴史は2000年の投資法の改正によって、リートを組成することができるようになって始まりました。2001年には東京証券取引所がリート市場を創設し、その後、徐々に銘柄数と時価総額を増やしていきました。

 

<日本のリートの歴史>

2000年投信法の改正によりREITの組成が可能になる
2001年東京証券取引所がREIT市場を創設し、オフィス特化型リートの2銘柄が上場
2002年商業施設特化型リートが上場
2004年住宅特化型リートが上場
2005年物流施設特化型リートが上場
2006年ホテル特化型リートが上場
2014年ヘルスケア特化型リートが上場

 

リートの投資対象

リートは不動産を対象に運用を行いますが、投資する不動産には以下のようなものがあり、それぞれ特徴も異なります。

 

<リートの投資対象の種類>

・住宅

・オフィス

・商業施設

・物流施設

・ホテル

・データセンター

 

住宅

・賃貸住宅や賃貸マンションなどがある

・住む世帯の区分ごとにシングル向け、ファミリー向けなどに分かれる

・通学通勤に便利な立地が人気

・景気が悪化しても人間には家が必要なので、賃料収入が比較的安定

 

オフィス

・企業が会社で働く人のために借りる不動産

・景気上昇時には賃料上昇、景気下落時には賃料下落が起こる

・多くの社員が通勤するので、都心、駅近の便利な立地にある物件に人気が集まる

 

商業施設

・小売店や飲食店などがテナントとして入居して賃料を払う

・都市型商業施設、郊外の大型ショッピングモール、生活密着型の商業施設などがある

・賃料収入は、テナントの売り上げ動向に左右される

 

物流施設

・顧客に届ける商品を保管する倉庫

・倉庫は契約期間が長期になることが多いので、賃貸契約は比較的安定

・高速道路、空港、港などへの交通アクセスが重要

 

ホテル

・旅行やビジネス目的で宿泊する施設

・ホテルの種類には宿泊特化型(ビジネスホテル)、会議室や結婚式場を兼ねたフルサービス型(シティホテル)、観光特化型(リゾートホテル、旅館)などがある

・ホテル運営者の手腕が非常に重要

 

データセンター

・通信会社がインターネットなどのサーバーを設置するために借りる不動産

・人の出入りは少ないことから、立地はそれほど重視されない

 

まとめ 海外リート(REIT)のおすすめ銘柄ETF【SBI証券の貸株を利用】

今回は海外リートのおすすめ銘柄として「【1659】iシェアーズ 米国リート ETF」をご紹介しました。リートは株式とはまた違った資産クラスであることから、株式のリスクを分散させるのに最適です。投資の中心はあくまで米国株式や全世界株式がおすすめですが、株式は変動も大きい資産クラスなので、リートや金などをポートフォリオの一部に組み込んでみてはいかがでしょうか。

 

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